以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

寝かし過ぎ。。。

2021-04-18 15:09:00 | 日記
推定5年以上前にウチからウチの製品を購入して取り付けを行わず放置状態&ナシノツブテにあったモノを今更になって「着かない。」だとか「不調だ。」だとか言って来るユーザーがちらほら居ますけどココでハッキリと言わせて貰います❗️

当社の製品は販売後通常3年、或いは5年の製品保証です。
基本、販売後5年を経過して何の音沙汰も無いモノには販売品のデータを抹消しています。
「使ってないから保証しろ❗️」などと実に身勝手な交渉を受ける場合がありますが、此方だってそんな昔々の話にイチイチ対応する程慈善事業をやってる訳じゃないので無償扱いは出来ません‼️

どうしても何とかしたけりゃ、現車を当社持込で有償対応の予約をお願い申し上げます。
況してやスキルも不明な車屋で「着かない。」だの「動かない。」だのと言われても遠い昔の話に今更対応など出来ませんよ。兎に角、常識で考えて何年も放置してあった部品に保証を求めるその思考が理解出来ませんな。。。

以前、「お宅で買ったオルタネータが調子悪い❗️」と、此方は全く記憶の無い話でオルタネータだけ当社に送りつけて来た生き物が居ましたけど、、、
箱を開けたら「ア◯バン◯コーポレーション」のモノと直ぐに判断がつくソレでした。。。😡
他社のポンコツオルタネータをウチでどないせいっちゅうんやろね❓❓ 

勿論、「ウチで取扱&販売してません❗️」のメモと共に着払い返送となりました。。。
その後は謝罪も何も無い実に失礼な生き物でしたね。😤

遠い過去の遺物で今更クレーム対応って意味が分からない。
此方はそんな話に付き合ってられる程暇じゃない。
G.W前になると慌ててそんな馬鹿話を持って来る生き物が多いんだ。。。
だけどね、、、ウチは今日の時点でG.W前完成の修理の約束は不可だからね。
他社をさんざん回って治らず、慌てて何とかしろ何て話にはどう逆立ちしたって対応出来ませんよ。。。

もっと馬鹿な話は長期に放置してた個体を久々にエンジン掛けたら不調。。。
「G.W前に何とかして❗️G.Wにこの車で出掛けるから❗️」
ウチの回答は絶対に嫌です。
そんな我儘に付き合ってられまへん。。。

ってか、、、コロナ禍で蔓延防止令が出とるんやから大人しくしとけ‼️😓

当社はユーザーが長期に放置した話にマンツーマンで付き合う様な商売は致しておりません。
保証期限切れのお話は全て例外無く有償となり、且つ相応の納期を頂戴致します。


飛ばすなよ〜❗️飛ばすなよ〜❗️飛ばすなよ〜❗️

2021-04-17 12:57:00 | 日記
W124の1993y〜モデルのHFMを用いたモトロニックコントロール車のお話。。。

4cyも6cy両方に共通するお話。。。

このモデルのボンネットのエンジンルーム内を這っているメインハーネス。。。

このメインハーネス。。。

1990年代の毒な国で作られた再生エゴ電線であるが故に車載における耐久性は二の次で設計されている。。。

よって、、、新車時から26年以上も未交換何て話は既に言語道断である訳で熱と湿気でハーネス自体がズタズタ何て話も珍しくない。。。

勿論、ハーネスがズタボロになると同軸の電線被覆も溶けて芯線同士が接触、、、悪くすると被覆を失って裸電線同士が抱き合っちゃったり何て事も。。。

エンジンルーム内を這っている箇所によってはエンジン熱の放熱量の大きい場所をハーネスが通る部分もあって部分的にハーネスの劣化が激しくなる。。。

メインハーネスは大部分がセンサー類の弱小電流が多く、コレらが仮に電線劣化によってショートしてもHFMコンピュータ側でのダメージは僅少で済む。。。
だが、インジェクターのコントロール電流や点火イグニッションコイルの一次側電流は電流値も大きくなり、ショートするとHFM側を一発勝負で一瞬のウチにやっつけるリスクがあるのです。。。😱

更にメインハーネスの這っている部分から考察して行くと、先述のインジェクターラインのハーネスはエンジン上でも比較的温度上昇が低い方のインテークマニホールド(インマニ)のバルクヘッド側にハーネスが這っているのでメインハーネス全体の劣化スピードから言っても比較的遅い方の部類となる。。。
よって、インジェクターラインのハーネスの近隣にスロットルアクチュエータ(TPM)から生えているTPM同軸ケーブルも有るが、これからお話する別の箇所に比べればインジェクターやスロアクハーネスラインの劣化のスピードは2ndとも言える訳であります。。。
つまり重要度は2位にランクします。。。

で、、、このメインハーネスの中で重要度ランクAで一番アカン箇所栄光のランキング1位の部分は❓ってーと、、、なんと言っても点火のダイレクトイグニッションコイル×3つ(4cyは2つ)に接続される一次側のハーネスですわ❗️
このハーネスはHFMコンピュータ→エンジンのバルク側から入ってタペットカバーのインマニ側の真横のハーネスラインを通って、このエンジンでEXマニの次に史上最悪に一番熱を持つタペットカバーを渡って点火プラグ真上のダイレクトイグニッションコイルに入っています。。。
このハーネスの内訳は6cyの場合、ING電源の+12Vがイグニッションコイル3個分で3本。
HFMコンピュータ内部に鎮座するイグナイター基盤によってドライブされているパワートランジスタ×3つ→各ダイレクトイグニッションコイルの一次側コントロールで3本となる。。。

この6本のラインがタペットカバー上を渡っているのだが、ハーネスが劣化して被覆が剥けてショートしてまうと、、、ショートした大電流がパワートランジスタのエミッタ側からコレクタ側に抜けてイグナイター基盤に突入して点火タイミングや時間を管理している演算回路を破壊しちまうと言う大惨事が定番で発生する事になる。。。

↑此れが6cy用イグナイター基盤。。。

こうなると多くはパワートランジスタもダメージを被る事が多く被害は結構甚大なモノとなる。。。

メインハーネスの劣化によってイグナイター基盤が飛ぶケースも多いが、他にもイグナイター基盤が逝く要素、原因はあります。。。

ダイレクトイグニッションコイルが挿さっているプラグホールパッキンの劣化によるエンジンオイル漏れが酷くなった挙句のダイレクトイグニッションコイルのリークがコイル自身の絶縁破壊を起こしてコイルの一次側に大きな突入電流が印加され、一次側ショートの事象と同じくイグナイター基盤を飛ばす事もあります。
又、この時代のエンジンブロックのアース効率を考慮せずにイリジウムプラグを使用した場合にもイグニッションコイルのストレスリークによって最悪、イグナイター基盤を飛ばす事も多い。もっと言うと社外の永井のブルーコードも同じ理由からストレスリークを招く要素があるので御法度である。。。

何故、イリジウムプラグやブルーコードがよろしくないのかちょっとココで触れておきます。

最近の年式の個体であれば点火プラグの端子に加える電力の効率が良くなって点火プラグの電極での発火効率さえ上げてやれば良い効果も期待出来るかと思います。
何故かと言えば点火プラグにアースされるエンジンブロックの金属鋳物の素材の電気抵抗値が低くアースの効率も元々良い設計なのでアース側の電流の「抜け」も良いと言う事になります。

対してこの時代の毒車のエンジンブロックの鋳物の素材は現代の車と比べたらアース抵抗値も高く、点火プラグが直接捩じ込まれるプラグホール側の鋳物が相応の抵抗になります。
よって、プラグコードを現行車の様に極端に低抵抗化してイリジウムプラグに交換したとしてもプラグのアース側の「抜け」が効率化されていない以上はプラグ点火時の電流エネルギーがプラグアース側でストレスとなる為に期待された点火効率が得られないばかりかイグニッションコイルからの高電流がストレスになってリークの要因となる。。。
リークの箇所は一概に言えないが、111系、104系エンジンに限って言えばダイレクトイグニッションコイルのプラグ端子に着くサープレッサー、ダイレクトイグニッションコイル出力部分のサープレッサー、ダイレクトイグニッションコイル本体などが挙げられるが、コイル本体のリークがコイル一次側との絶縁破壊を招いてHFMコンピュータ内蔵のイグナイター基盤をやっつける事もあります。
因みにアース側の効率向上の為にアーシングと言う手段もありますが、点火プラグがエンジンブロックを通してアースに落ちている以上はプラス側のブルーコードと同一若しくはそれ以上の電気抵抗率を下げるまでには至りません。。。悪しからず。。。

さて、色々な要因によって飛ばす事になりかねないイグナイター基盤。。。

未だ10年以上の昔はHFMモジュール自体のメーカー供給があったので相応のコストを支払えばメインハーネスと共にHFMユニットごとの交換によって修理は完成出来ました。
現在は、、、多くの適合品番のHFMユニットがメーカー供給終了か仮に在庫があってもHFMユニットだけで普通に50万円コースは避けられない。。。(笑)
だが、既に供給終了となってしまったユニットは代わりが浮世に存在しない。。。
すると中古ユニット❓所詮中古は中古。。。悪質な解体屋はノークレーム&ノーリターンでイグナイター基盤がぶっ飛んだモノを高額で売りつける商売も横行している。。。

イグナイター基盤が逝ったHFMユニットの修復は我々プロに依頼があった場合には原則基盤交換しか手法が無いが其れには新品のイグナイター基盤、若しくは中古の正常なユニットのドナーが必要になる。。。
多くのドナー対象は6cyの場合は1996yのW210の104Eg車の解体HFMが多かったが現在ではもう解体車も少なく入手も困難。。。
このW210のHFMは他車への流用が普通に行えないロッキングシステムが入っているので解体HFMの多くはドナー用途以外に利用価値は見当たらない。。。
しかもW124モデルから変わっていない点火イグナイター基盤を摘出して流用する用途のみである。。。

ココで前回のブログでも言ったが、1994y〜1995yモデルのW124のイグナイター基盤を飛ばしても1993yモデルのHFMコンピュータからドナー用途は不適応なので悪しからず。
1993yモデルのHFMに関しては何をどうしようが1994y以降のモデルには全てが流用不可と思っても良い位である。。。
唯一流用可能だったのは4cyモデル用のTPMのスロポジコントロールモーターの電源レギュレータ位だったね。。。後はケースを止めているトルクスネジ位か。。。

よって、このイグナイター基盤やパワートランジスタも製造元が既に存在しないVDO社製で既にシーメンスに吸収されている企業なので当然に供給も打ち切られている。。。
後は持っているトコから調達するしかないが、既に無いモノなので日本円で6桁の値をつけていて未だ未だ価格は上がるでしょうね。。。(笑)
まあ、考えてみれば500E用のイグナイターと一緒やね。。。既に40万円コースだもんね。。。壊したらキツイですね❗️😱

だから、、、格言としてW124のモトロニックインジェクション乗りは何をおいてもイグナイター基盤を飛ばさない❗️
メインハーネスの日常点検やタペットカバーのプラグホールパッキンの点検を怠らない❗️
ダイレクトイグニッションコイル自体のリーク点検も同時に怠らない❗️
無用の長物であるイリジウムプラグや永井のブルーコードは馬鹿な目先の利益重視のショップから勧められても絶対に使用しない❗️

♪俺の話を聴け〜❗️(笑)

自分でハーネス類やらイグニッションコイル、サープレッサーの判断がつかね〜なら行き着けの工場で診て貰いなさいな。

そうやってイグナイター基盤を死守する危機管理が出来ないのであればW124 1993y〜モデルのにわかオーナーは足を洗うべきと言う事になります。。。

今回はイグニッション系統の問題に絞ってお話をして来ましたが、次回気が向いたらユーザーの選択一つで天国と地獄のお話でもしましょうか。。。(笑)

では。。。

To be continued......




此れが車屋の話である。。。

2021-04-16 19:23:00 | 日記
先ず最初にW124のHFMモジュールについて解説しておこう。。。

このHFMモジュールを使用したモデルはW124では1993y〜1995yの年式のモデルに限られます。。。

1992yモデル迄の機械式をメインとした燃料供給方式「KEジェトロ」から電気的センサーや電気信号を中心とした制御を行う「HFM制御」と進化を遂げました。。。

このHFM制御はHFMコンピュータをメインコンピュータとしてエアマスセンサー、水温センサー、外気温センサー、スロットルアクチュエーター、O2センサー、クランク角センサー、カムシャフトポジションセンサー等の各種センサーから信号をHFMコンピュータに集めてHFMコンピュータに予めプログラミングされているデータによって燃料供給量や点火時期、時間を調整し、常に最適な理論空燃比制御を行うと言うシロモノである。。。

4cyモデルではスロットルアクチュエーター(TPM)内にあるポテンションメータからのフィードバック信号をHFMに直に入れる為にTPMはHFMと直接通信している。。。
何故ならば多くの4cyモデルにはクルーズコントロール機能が搭載されていない為である。

HFMに入力されたTPMからのスロットルポジション信号はHFMに入力された各センサー類からの信号を基にHFMが演算を行いスロットルバルブの開度の補正信号を出してTPMに内蔵されたモーターによってスロットルバルブの開度を自動調整する事で適正なアイドリングが行われる。。。

対してクルーズコントロール機能が搭載されている多くの6cyモデルにはHFMとTPMの間にT/LLRコンピュータが入る事で前述の4cyモデルの制御に加えてクルーズコントロール機能として電気的速度コントロールを行う為のマイコンが仕込まれている。
T/LLRコンピュータ搭載車のTPMに仕込まれているモーターはアイドリング補正の働きの他にクルーズコントロールによるスロットルバルブコントロールと言う役目もある。
つまり、T/LLRコンピュータがHFMで受けたO2センサーやエアマスセンサーの信号から演算したデータを受け取って常に最適なスロットルバルブポジションを決めると言う働き以外に定速度制御と言う働きがある為にHFMとTPMの間にT/LLRが存在する訳である。。。

さてさて、、、今回はこのメインコンピュータとなるHFMコンピュータについてのお話である。。。

W124でのデビューは前述の通り1993yモデル。。。
正確に言うと1992yの10月期生産分からのデビューである。。。
当初はほぼ試作モデル状態でROM制御基盤ではなく、CPU基盤にプログラミングICが組み込まれた非常に複雑怪奇な基盤でケースの中はアナログスイッチング半導体が多くセットされ、大電力スイッチングや電圧レギュレートによる動作熱の放熱にかなりの苦労の跡が見える。。。


↑此れがW124の1993yモデルのHFM。。。

↑デカイCPU基盤が鎮座しています。。。

対して1994yからは中央処理制御をROM方式とした上に車種毎に異なる部分はROMのプログラミング変更で対応しています。。。
例えばカムシャフトや点火タイミング。インジェクターのOPEN Timeのマトリクス設定。
点火のドエルアングルもROMのプログラミング値によって可変させているのでカムシャフトの仕様に合わせた点火タイミングや時間、インジェクターのOPEN Timeが全てROMのコントロールによる自動調整になっています。。。


↑此れがW124 1994y〜1995yモデルの基盤構成。

つまり、1993yモデルのHFMは111系、104系エンジンの当時モノの試作とも言える設計で組み立てられているので大幅に改良された1994yモデルや1995yモデルには全く適応しません‼️

1994y以降のモデルに1993yモデルのHFMを装着した場合には適正な制御が行われずエンジン不調はほぼ確実かと思われます。コレは4cyも6cyのモデルも同じ❗️
ヘタすりゃ年式で微妙に変わっているセンサーの信号やTPMの信号も読み違えてHFMでフェイルセーフに入る事も考えられます。。。

それでも1994y以降のモデルに乗るW124ユーザーが多くはメインハーネスをショートさせたりイグニッションコイル等の点火系をブチ壊してHFMのイグナイターを飛ばしてヤフオクあたりで年式違いのHFMを買い漁るんだ。。。(笑)

一応言っときます。
同じW124のE320であっても年式違いでHFMのプログラミング設定は全く異なります。
コトに1993yモデルのHFMはセッテイング変更自体不可です。
更にE320とE280の排気量違いは全く適合性無しですので悪しからず。。。

1994y〜のHFM毎のユニットの互換性やセッテイングにつきましては当社のノウハウになりますのでココでは語りませんが、兎に角1993yモデル用HFMは1993yモデルのみへの適合です。

因みに1993yモデルのHFMの蓋はコレ❗️↓

1994y以降のモデルのHFMの蓋はコレです❗️

違いは赤丸で囲った部分の丸い窪みがあるかどうかですが、幾らヤフオクで出品が数少ないからと言って年式違いで全く適合性無しのHFMを高い金出して購入するのは自爆行為でっせ。。。(笑)

この違い、、、業者でも全く判ってない人が多数で、、、

最近1995yモデルの個体に1993yのHFMを搭載していてCANが通信しないと言って来たから「HFMが車台に不適合」と言った上で一応1993yモデルのE320で試験したところ、定番箇所の不良は見られたので補修して返送。。。

すると本日、「1995yモデルに載せたらマトモに機能しない。」だって。。。
俺、言ったよね。その1993yモデルのHFMは1995yモデルには適合しないから保証出来ないって❗️1993yモデルに載せて不調ならば話も聴くが。。。

此れが俺が疲弊する車屋の話である。。。



意味不明な事故診断。(笑)

2021-04-14 00:14:00 | 日記
日頃から言ってるにも拘らず、ウチに問合せをするのに的確な診断もしないで「HFMユニットが不良なので修理して下さい。」だとか「エアコンユニットが故障しているので修理して下さい。」何て意味不明な依頼が多い。。。

HFMだのエアコンユニットだのをピンポイントで故障の根源だと言うのならば相応のトラブルシュートでも行って根拠を明確にしているのかと思えば、、、素人のレベルの低い事故(自己)診断。。。(笑)
デイーラーにでも持ち込んで診断機による診断やコントロールに関する診断を受けたのかと思えばオーナーの軽い気持ちで行われたDIY診断。。。

我々も症状だけ聞いて故障原因を特定出来る程甘かない。

DIYによる事故診断で殆ど根拠の成立しない空想診断結果を並べ立てて我々プロを納得させようと言う発想に更なる遠回りを予想させられる。。。

勿論、そんな依頼は普通に受けない。

そんな依頼でユニットだけ送られて来てユニット故障の根拠が全く見えないモノをどうするのよ❓❓
検査無しに手術出来るかってーの‼️
況してや現車搭載状態でトラブルシュートを要する案件をプロのトラブルシュート無しに何をせいっちゅうーんじゃい⁉️
人間で言えば具合悪い部分が診断出来てないから頭のてっぺんから足の爪先まで切り裂けって話かいな❓❓
それだって脳にグリオーマや肺や胃に腫瘍でも見つかりゃあ摘出何て話もあるかも知れんが電子回路のユニット故障の場合は腫瘍は無いし、せいぜい抵抗やダイオードの焼損、コンデンサーの液漏れ位しかビジュアル的な判断は困難なのよ。
スイッチング半導体のトラブルだとかは素子を脱着してテストせな判断つかんことも多いし。。。
ドイツ車🇩🇪に多いNPN半導体スイッチングにおけるチャージポンプ回路のトラブルだと検査には結構な手間が要する事になるし。。。
でも、モジュールの詳細なる動きが判断つかずに「これだ‼️」何て話には殆ど行き着かないからユニット故障の根拠とエラー内容などの手掛かりが無い事には故障原因には行き着けんのよ。。。

古代のKEコントロールシステムだって制御パターンの個別診断を行わなければ判断がつかんのよ。

其処を「近所にデイーラーが無いんです。」とか甘えた事を言っちゃってるユーザーにはオイラは言う。。。
「ウチでどうしても治したいのならば車ごと陸送して入庫して下さい❗️」

そんな経費も出せない毒車乗りはDIYの診断結果を並べ立てて、オイラは聴く耳を持つ気にもなれず、、、オイラの居るお江戸の小平村から遠いユーザーは「仰るユニット故障の根拠は何ですか❓」と、なり大体ノックアウト‼️(笑)

終いには「トラブルシュートの仕方を教えて下さい。」だとか「故障原因は何ですか❓」が一番多いが、「故障原因はオーナーである貴方ですね。」で終了になる。。。

104Egでモロにスロアク不良の症状であっても「スロアクは大丈夫です❗️HFMを修理して下さい‼️」と言い張るボケナス客が過去に居て、HFMを送って来やがったのでたまたま同年式の同排気量の車が入庫していたのでそのオーナーさんに許可をとって当該のHFMを接続してみたら全く異常無し。。。過去のエラー記録を拾うと「TPM断裂フェイルセーフにある。」との緊急モードに入った履歴が残っていた。。。

この場合、TPM(スロットルアクチュエータ)がT/LLRコンピュータと通信不良で、HFMコンピュータにもT/LLRコンピュータからフィードバックデータが入力されていないのでHFMでフェイルセーフに入れてアイドリング回転数1500rpmまで引き上げて取り敢えず工場まで走れますよ状態になったと言う事。。。

TPMやT/LLRが正常な個体では問題は起きない。当たり前だ。

TPMやT/LLRが正常な車に装着されたHFMはその状況を克明に訴えているのよ。。。

こうなると「誰がスロアクは大丈夫何や❓おう⁉️😎」と、言いたくなる。。。

そんなど素人の診断に付き合わされるだけ時間の無駄だ。。。

結局現車をウチに持ち込んで原因が明確になった際にDIY客は笑って誤魔化そうとする。。。

ところがウチは其処まで甘くない❗️

相応の経費は普通に請求するし、況してや他人の弄った仕事のやり直しにはキッチリと相応の金額を請求する。当たり前だ。。。

大体は何だか意味の不明な処置を無責任なインターネットの記事から知識の受け売りで手を加えてあったり、、、やり直し仕事ってのはメチャクチャ手間を要する事になる。

☆画像はイメージです。。。

ウチに依頼をするのは良いが過去の業者のオイタやらDIYのオイタなどオイラに対して言い訳は聞かない。。。
キチンと修正して掛かった部品と手間賃に関しましてはキッチリ御請求申し上げます。。。

最悪なのは我々プロに対して嘘や誤魔化しを言って価格交渉を仕掛けるドアホ人種。。。

直ぐにバレんだよ‼️浅はか過ぎやわ‼️😎

言っとくが「ウチは¥高いよ‼️」嫌ならやって貰える他に行きな。。。

作業着手前のコンピュータ修理の相見積何ざウチは回答しねえからそのつもりで❗️

数年前の夏なんかオイラが休暇とって小豆島でバカンスしてたら「HFMリペア¥幾らですか❓」とか聞いて来た愚か者が居たな。。。
「そんなモン、故障診断データと開けてみな判らん❗️」と、返事したら「それでも概算で。。。」とか抜かしよったから「ウチは100万円〜や❗️」と、回答してやったが後はナシノツブテ。。。何でやろーね⁉️(笑)

☆画像はイメージです。

モジュール修理業者の中には故障状態も聞かずにモジュールユニットだけ送らせて何を修理すんだか分からんが「安い❗️早い❗️」でもウリにして結局治ってねー何て話も多いらしいが、まあ車屋レベルじゃそんなモンやろね。。。

症状だけ聞いて完璧な修理が出来る神様業者が居るなら其処に任せりゃヨイ事なので別にオイラは何も言わんが。。。
万が一、そんな業者を回った後にウチに来たら絶対¥高うつきまっせえ〜。。。

腹括っておいでなすって。。。(笑)



今更虫の良いお話で。。。

2021-04-03 02:14:00 | 日記
もう、10年も前の昔。。。

当社でOVPリレーと燃料ポンプリレーを無接点化したW124のユーザーの車がメンテナンスに入庫した某工場。。。

ロクな修理技術も持たない癖にウチの無接点化製品を徹底的にコキ下ろした上に「こんなモンを着けるから車が壊れるんですよ❗️」と言ってウチの製品をゴミ箱に捨てて新たに「純正品」と偽ってOEM品をデイーラー純正品価格で売り付けた貧相な商売をしとった工場。。。

メカニカルな技術が凄いのかと思えばヘッドのO/Hをさせりゃあヘッドボルト🔩を折損させて折損させた箇所に無理くりネジを切って代替の長さ違いのボルト🔩を挿入して首下の長さが余ったモンだからワッシャーを複数枚挟んで締めてあったり。。。
エンジンのリヤクランクシールを交換させりゃあ新しいシールの挿入不良でエンジンオイルが再び漏ってたり。。。
タペットカバーのフロントのコの字シールを交換させりゃあ装着前のシールに油脂分を染み込ませてしまって膨らんでしまったモンだからヘラで無理くり挿入した挙句、亀裂を入れてしまって再び漏るモンだから上から液体シールをまるでパテでも盛るかの様にこんもり盛ってあったり。。。
ATミッションを「O/H」と称して何をしたんだか不明だがATシフトを「R」に入れたら繋がる迄のタイムラグが10秒近くあったり。。。前進しても2速→3速で豪快なシフトショックとエンジン回転の空上がりがあったり。。。
バックでウチのマンションの地下駐車場の出入り口のスロープが上がれなかったり。。。😱

全盛期は某毒車雑誌で客を集めて偉そうな口を叩き大金を貪りユーザークレームには「旧いんだから仕方が無い‼️」と、曰い逆ギレって話を多数聴いた。。。

ユーザーは大泣き状態でウチみたいな超零細隙間風企業に車を持ち込み、結局倍のコストをかけてマトモに走る車にしたと言う話があると言った具合だ。。。

その大馬鹿工場が今更しおらしくW124 E320Tのインジェクション制御不良についてウチに問い合わせて来た。。。

内容を聴けば恐らくメインハーネスをショートさせた挙句のHFMモジュール故障の様だ。
診断機でエラーが出まくってフェイルセーフに入っている様だ。。。
しかもそのHFMモジュールは治らないんで有名なモジュールリペアを謳う業者で修理中だと言う。。。しかもそのモジュールリペア業者によると「異常なし。」だそうだ。。。
まあ、このモジュールリペア業者にかかればどんな不具合を抱えていても「異常なし。」だから仕方無いが。。。

まあ、そんなレベルの対応しか出来ない工場じゃそのレベルの外注さんがお似合いでしょ。。。(笑)

勿論、オイラは気が向かないので「ウチで修理するなら現車ごとお預かりで修理予算は150万円位は掛かりますね。」で、終了‼️


☆画像はイメージです。


どうせ治せやしないで中古モジュールでも探して入手出来ずお手上げが関の山だろうね。。。

ってか、、、よくもまあ過去にウチをコキ下ろしておいて今更助けてくれたあ虫が良くねえかいな⁉️都合良過ぎじゃねーの⁉️

ってか、ウチは絶対にやらねーから多分一生治らね〜んじゃねーの⁉️(笑)

最終的にデイーラーに行けば新品HFM交換対応のみだろうが新品ユニットの在庫が供給終了で存在しなくてご愁傷様だわな。。。

その前にデイーラーの若くて満足にトラブルシュートも出来ないパーツチェンジニアが対応出来るか不明だが。。。
30年選手の個体が現在になって発生している電装系の故障を高齢の整備士が対処出来るかさえも不明だわな。。。整備士は電機屋じゃねえーし。。。(笑)
ユニットが不良を起こしているのは判断出来ても新品交換部品が無けりゃあ達磨さんだわな。。。

とどのつまり、、、其の修理が客の依頼ならば大金を払って馬鹿を見るのはお客だね。(笑)
大した知識も無い癖に弄りまわってトドメを刺してくれてたり何てよくある話だわ。。。

で、、、ネットを彷徨い何処かに漂流して最終的に諦めるってシナリオかな。。。

俺、知らな〜い‼️(笑)

それでもユーザーがどうしても治したくてウチに持って来るなら前にかかった工場との縁を切ってからおいで。

俺の前で俺の診断に対して「主治医が。」だの「ヤ◯セのメカが。」だの崇拝者みたいな口を訊いたらその段階で終了‼️さっさと車持ってお帰り戴きます。
崇拝者なら主治医だのDのメカに全て頼ってりゃあエエやんけ❗️
そんな口を利く段階でウチを舐めてるんやねと判断しざるを得ないわ。

不治の故障でウチに行き着いたって話なら主治医だか何だか知らん生き物と天秤に掛けるのはやめた方が身の為でっせ❗️
トラブルシュートの段階で横からペチャクチャと他社の爺さん整備士やら有名処の宣伝何かしようものならばその時点で「気が向かないので止めます❗️」で終了やわ。
だって宣伝する位の神格整備士なら其処で治しゃあエエやんけ。
オイラは全く興味が無い。逆に煩いから気が散るって話やわ。😡

オイラは他社のエンジニアなど全くもって興味が無い。
興味を持ったからと言って何の徳も無い。一銭にもならん。。。(笑)
縁を持とうだとかコラボだとか有り得ない。絶対に無い‼️
俺は俺が認めた外注さんとしか縁は持たない。
況してや車屋業界など興味を持つ要素が全くと言って良い程無い。
其れが販売店だろうが爺さん工場だろうがSPLショップだろうが全く興味が無い。
もっと言えば雑誌やインターネットの記事で「神様」呼ばわりされた様な生き物達の仕事に全くもって興味が湧かない。ってか神様の仕事の跡をオイラみたいなタダの人間が触るなど恐れ多くて、、、神の冒涜でバチが当たりそうなので勘弁被りたい。(笑)

ウチで本気で起きているトラブルの分解検査をしたら電気的な故障の場合は他の修理屋が行き着かなかった話になるのは想定範囲だし、ヘタすりゃ過去の業者のインチキ修理の痕跡も目の当たりにするかも知れんで。。。心臓の弱いユーザーはウチに来ない方が賢明な選択かもです。(笑)

大体車屋の職人なんざ電機屋じゃねーし、本気で電気を学んでいる職人などほんの一握りにも満たないし、興味本位で電気に手出しして中学生の技術家庭のラジオの工作レベルが殆どだわ。。。
KEジェトロのF/Pリレーの基盤の半田を盛り直してエンストを治した位で得意になってる爺さん整備士も実際に居るし、こんな人に無接点化の理論をレクチャーしても理解出来る訳がない。
此れが一癖も二癖もある爺いの整備士だと自分のキャパで理解出来ない理論や解析は真っ向から否定し、此方の話などマトモに取り合わないのが常だ。
結果、起きている不具合に対して見当違いな部分を分解或は高額な部品を交換して問題解決に至らずまるで離岸流にでもさらわれた位の漂流に至るケースが多い。。。

だからオイラは面倒臭くて自分の専門外を全く学んでいない様な相手と関わるだけ時間の無駄だと判断して1/2の判断、、、つまりやるかやらないかの判断をして過去の自慢をする様な相手とは関わらない様にしているって事です。。。

主治医やデイーラー崇拝者の車はウチは診ません。やる気も起きません。対峙すると直ぐに飽きます。飽きたら止めます。。。

はい。オイラは偏屈です。(笑)