桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

梨の実とキウイの花

2011年05月06日 17時27分26秒 | 風物詩

 今日は暦の上では立夏。ところが、昨日今日と朝の散歩では手袋がほしいと思うような寒さです。寒いだけではなく、風も強く、陽射しもありません。
 家を出るときはとくに寒いとは感じなかったので、Tシャツの上に薄手の春用のセーターを着ただけで出ました。しかし、富士川べりに降りたとたん、五月のそよぐ風、という風流な気分をせせら笑うような、強く冷たい風が吹いていました。

 富士川べりの田んぼではすでに田植えが終わっていました。
 去年、この地域に田んぼがあるのを初めて知って、稲刈りの様子を見てみたいと思いながら叶わず、田植えを見てみたいと思いながら、それも見逃してしまいました。
 田んぼを取り囲む林ではまだ鶯が鳴いています。燕の姿も見かけるようになりました。雲雀(ひばり)の囀りも聴きますが、とにかく寒い。
 
 


 田んぼの片隅に、植え切れなかったのであろう一塊りの苗が残されていました。この苗はどうなるのでしょう。このまま放置されるのでしょうか。変化があるようなら、おりおり定点観測して行こうと思います。

 


 富士川を越えて右岸の高台に上ると、猫のうさ伎(うさぎ)の棲息する梨畑があります。
 梨は花期が終わったと思っていたら、もう直径1センチほどの青い実をつけていました。別の梨畑ではすでにネットが被せられていました。



 梨畑の向こうにはキウイ畑があります。
 これまでキウイの花は見たことがありませんでした。五月に咲くと聞いていたので、五月に入ってそろそろかと期待しながら見ていましたが、一向に咲きそうな気配がない。五月といっても先は長いのだから……と思っていたら、いっぺんに咲き出しました。



 キウイには雄株と雌株があるそうです。
 畑の持ち主に聞いたのではなく ― 梨畑では持ち主が手入れしているのは毎日のように見ますが、キウイ畑では人を見たことがありません ― 図鑑で調べたので間違っているかもしれませんが、雄花は蘂(しべ)がグッと固まったようになっている上に花弁が黄色をしています。写真に撮ったのはどうやら雌花のようです。

 このキウイ畑の横の坂を下ると流山のあじさい通りです。
 花が咲く季節になったら、しばしばその坂を下ることになりますが、まだしばらくはここで引き返して、ムクロジ(無患子)の樹を眺めに行きます。



 すっかり葉の出た無患子です。

 


 散歩の途中、ちょくちょく前を通って見かける柴犬と正体不明の猫(飼い猫ですが、首輪はありません)。両方とも爆睡中。家の中ならいざ知らず、戸外で爆睡する猫は初めて見ました。
 犬は眠るときはそれこそ正体をなくすほど熟睡するので、人間ほどの睡眠時間を必要としない、と聞いたことがあります。この柴犬は私が通りかかるときは十中八九眠っています。

 


 我が庭ではローマンカモミール(上)とチャイブスの花が咲きました。チャイブスのバックグランドの白い花々はコデマリ(小手毬)。

コメント (2)
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