桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

夏空と半夏生

2021年06月28日 16時14分37秒 | 風物詩

 梅雨の中休みです。しかし、本当に梅雨入りしたのかどうか疑わしい。レーダーや数値など、科学的根拠に基づいているはずの気象情報、と思っていた(それなのに当たらない)のに、梅雨入りしたかどうかはその日が当番の気象士の主観次第であるということを初めて知りました。もちろんその人が一人で勝手に決めるのではないようですが……。



 八時過ぎ、ごみ出しに出たら、梅雨空などどこ吹く風、というような夏空が拡がっていました。
 お昼が近づくのにつれて暑くなりましたが、朝のうちは湿度も低そうでサッパリした陽気でした。
 昨日の朝の段階の天気予報では、台風5号の影響で関東地方南部は恐るべき大雨ということでした。ところが、なかなか雨の降りそうな気配はない。
 インターネットで天気情報を視ると、雨は午後になってからとなっていました。そしてまた、ところが、昼を過ぎても雨は降らない。雨雲レーダーを視て動かしてみると、雨は夜八時ごろからのよう。
 暗くなったのでカーテンを締めましたが、雨の降る音はしません。雨雲レーダーを視ていた限りでは、雨雲は千葉市や成田市を北限として北東へ流れて行き、結局、我が地方にかかることはなかったと見えます。

  


 慶林寺の牡丹臭木(ボタンクサギ)はどの株も満開近い状態になってきました。



 ひと足早く満開状態になっていた参道入口のオタフクアジサイはひと足早く後退期に入っています。

 この時期、私の愉しみの一つは半夏生です。草花の半夏生と二十四節気七十二候の半夏生。季節のほうの半夏生は四日後の七月二日です。



 北小金の駅から常磐線の線路づたいに南柏方向へ550メートルほど歩いたところ。右手は常磐線の土盛り。折しも水戸方面に向かう特急電車が轟音を轟かせて走り去って行くところでした。



 この先、江戸川の支流の支流の支流・平賀川を渡る窪地があります。富士川に合流して、さらに坂川に合流し、最後は江戸川に合流して東京湾に流れる川で、橋ともいえぬか細い橋が架かっています。
 余談ながら、「自転車は下りてお通り下さい。」と書かれた標識が出ていますが、自転車を下りる人ほぼ100%ありません。自転車を下りろ、というのですから、バイクはもってのほか、と普通の人なら考えると思うのに、バイクを下りろとは書いてないのだからいいのだろうとばかりに、郵便局員も100%エンジンを噴かせて通り過ぎて行きます。
 いまだ目撃したことはありませんが、バイクに乗って通りかかる警察官はどうするだろう。是非見てみたいものだと思います。

 そもそも私が暮らしているあたりは広い道に恵まれていないので、国道6号をくぐる隧道や北小金駅前付近など、「自転車云々」と書かれた標識が結構あります。もちろんそれに従って自転車を下りる人はまず皆無。そこが歩道であれば、バイクが通るのは交通違反になるので、さすがにバイクの知らんぷりはいませんが……。



 一番窪んだところに半夏生(ハンゲショウ)の群生地があります。川は流れているはずですが、どこを流れているのか、川面は見当たりません。
 今年に限らず、毎年毎年、もしかして、と思うのは、この窪地に降りられるような細工がなされて、半夏生を間近に見られぬか、ということなのです。
 半夏生の別名は片白草(カタシログサ)。
 片一方 ― 陽の当たる表 ― だけが白くなるので、この名があります。あるいは半分だけ白粉(おしろい)を塗るので、半化粧、とも……。しかし、本当に裏は緑色のままなのか、見てみたいと思うのですが、鉄のフェンスで遮られて、間近まで降りられそうもないので、橋の上から表を眺めるだけです。

 


 去年のいまごろは葉っぱに緑の残ったところがありましたが、今年は見たところ、すべて真っ白に化粧をしているようです。

 

 かたわらには凌霄花(ノウゼンカズラ)の花。

 


 散歩道のあちこちではブッドレアの花もほころび始めていました。

コメント (2)
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