桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

天地始粛(てんちはじめてさむし)

2021年08月28日 20時47分17秒 | つぶやき

 今日から七十二候の一・天地始粛(てんちはじめてさむし)です。
「粛」とは、弱まる、しずまるという意味のようで、夏の暑さがおさまる、ということになるみたいですが、手持ちの漢和辞典にはそういう意味は載っていません。図書館へ行けばわかるかも、といっても、近くには市立図書館の分館しかないので、大漢和辞典のたぐいはありません。いつ解明できることになるのか。市立図書館の本館か県立図書館へ行く機会を探っているうちに、疑問に思ったことを忘れてしまう、ということのほうが早そうです。
 涼しくなるとはいっても、現実は一昨日二十六日の我が地方は最高気温36・0度。昨日は34・7度と依然真夏の様相です。



 毎日の日課である慶林寺参拝に赴くとき、二日か三日に一度くらいの割合で通り抜ける駐車場です。昨日は別の道を通りましたが、一昨日は確かここを通ったはず……そのときにはあったはずのものが……今日は、ない!
 何がなくなったかというと……イヌホオズキ(犬酸漿)です。



  一昨日までこのようにイヌホオズキがあったのですが……。



 本土寺参道。騒々しかったミンミンゼミの啼き声はいつの間にか途絶えて、ツクツクボウシの声が多くなりました。



 帰るときに本土寺仁王門前まで行くと、ほんのちょっとですが、遠回りになります。
 観光シーズンからはずれたいまの季節。参拝客の姿はほとんど見られません。
 本土寺参道を歩いて帰ろうとしたのは……もしかしたらイヌホオズキがないだろうかと思ったのですが、目につきませんでした。



 我が庵のすぐ隣では、一週間近く前から一軒の民家の解体工事が始まっています。私がいまの住居に引っ越してきた十一年前、すでに主のいない家になっていましたが、取り壊されることはなく、ずっと空き家のままになっていたのです。
 まだ八時になっていないという早い時間なのに、声高に話す人の声とピーピーとトラックがバックするときの音。
 ブォーッブォーッバリッバリバリッとユンボが動き、家屋を崩す音。それが静まったかと思うと、ピーピーとトラックがバックする音。
 何日つづくものかわかりませんが、私が考える世間というものは、お騒がせして相すみませんと挨拶があるものです。いつのころからか、そういう風潮が廃れてしまいました。
 そういう残念さとは別の残念は、この家の庭に高さ4メートルぐらいのギンモクセイ(銀木犀)の樹があったことです。重機がアームを振り回すのに邪魔だったのか、解体が済めば売却するつもりなので、庭木などないほうがいいと思われたのか、アレッと私が思ったときには伐採されて姿を消していました。



 慶林寺の観音像です。



 観音様の右手の掌紋がなんとなく私の右手の手相と似ている。自分以外のほかの人の掌がどんな文様をしているのか、これまで注意を払ったことがありませんが、戯れ半分で人と見比べあったのは小指の長さでした。私の小指はこの観音様の小指ほど長くはありませんが、薬指の第一関節より少し長いのです。
 ある性格判断では、そういう小指の持ち主は「人を寄せつける魅力のある人気者、チャーミングで社交的な性格なので、きっと友達が多いはず」とありましたが、これはハズレもハズレ、大ハズレでした。
 ちなみにこの観音様は薬指と同じような長さなので、その性格判断によると、非常に珍しいタイプで、世界を変えるような指導者になる可能性を秘めている、とありました。

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