~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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雨の似合うもの

2008年06月04日 | 日々徒然
朝から雨。もちろん雨。
お勤めされている人、学校へ行く子どもたち、それぞれ、朝からの雨は出掛けるのにも嬉しい気持ちにはならないものでしょう。

雨に濡れずに雨を眺めている静かな時間などそうそうないのが当たり前です。
だから、朝のよい時間、昼さがりのよい時間、雨の音を聞き、時折、雨の降るのを見、揺れている木々を見ているここにいる自分はなんと、寂しいものか、嬉しいものかとつい思ってしまいます。

雨の朝のバス停の列が鎮まった頃、傘をさして通りを歩きました。静かです。
雨の傘を鳴らす音がみんな消してしまうだけでなく、人影がどこにもないのです。
鳥の声もしなければ、猫も犬もいない、生活音も、なにも聞こえません。雨降りなので当たり前なんですけれどね。
まだ、庭先の紫陽花らを眺めるまでは至っていませんから、心も躍りません。

雨が昔の何かの記憶を呼び起こし、その時の雨の香りがまた、鼻に来るのを感じながら、黙々とただ下を向いて歩きました。
体が冷たくなって、家に帰りました。

牛乳を沸かして、カフェオレを作り、芥川か、川端か、はたまた、藤沢さんかを読もうと文庫を手にとりましたが、気分に合わず、なかなか落ち着いた気持ちになれません。
何かクラシックを聴こうと探しましたが、決められないのです。
そして、ふいにメロディが口からこぼれ、なんとしたことか、むかしむかしのCDを引っ張り出して、聞きました。
稲垣潤一「雨のリグレット」の入っているベスト版。
田舎の女子高校生は聞いていました。ちょっと大人っぽい感じの歌詞と稲垣さんの高めの鼻にくる声が好きだったんですね。
忘れていましたが、アルバムCD3枚もありました。
雨の日に似合いますね、稲垣潤一。
学生の頃ドライブした、雨の鎌倉や湘南の海辺を思い出しました。

それから、ボサノバを聞き、おいしい水を飲んで活力回復。

こんな名句がポンと浮かんで

「五月雨を あつめて早し 最上川」芭蕉

明日は、朝から「モルダウ」を聴こう!
そう思いました。

丑三つ時に今日を振り返りこんなことを思っている私です。