4泊5日の天草取材旅行、ハードスケジュールを遂行、東京にもどりました!
天草の風を体いっぱい受けてきました。
風の中に、天草で出逢った人たちの明るい笑顔、素晴らしい景色、凄まじいまでの歴史を見て。
天草三日め、一番空気が澄み切っていました。
民話の舞台を巡りながら十万山へ。
そこからの絶景には、全く心を奪われました。
その、パノラマの景色は、見渡す限り美しいのです。
眼前に天草上島を臨み、左は、有明海。その向こうに雲仙岳、島原一揆談合の島といわれている湯島。
右は、不知火海。
小島が玉石が輝くように太陽に照らされていました。
島国天草はどこからでも様々な海と島の自然美の姿を見せてくれました。
なぜか、とても安心感のある風景に思いました。
私たちの天草取材旅行の出発点も、「パーテルさん」の「五足の靴」遊歩道の入り口から始まりました。
外海、東シナ海。初日の海は大荒れ。風が吹き荒れていました。
崎津天主堂は漁村に静かに建っています。
惨い弾圧に堪え、信仰が守られたのです。
教会の中は、畳敷きになっていました。ゆっくりと時が流れているように感じる町。
4日目はこの美しい島のあちこちから悲痛の叫びが聞こえてくるような足跡を見ました。
町山口川にかかる祗園橋。島原の乱の最激戦区。
川は、屍で埋まり、水は真っ赤に染まったといいます。
天草には、美しさと静寂の中に、弾圧、殉教、死闘という文字が溢れてくるのです。
人々は、何を求め、何に祈り、その魂を燃やしたのでしょう。
歴史を紐解くことは難しいことです。
私は今、これから、天草の民話を語ろうとしています。
語り伝えられていることは、この土地に生きた人たちの命でできているのだと強く思っています。
この4泊5日の旅で、資料館や教会、寺院、史跡など、色々な方のお話を聞きながら細かく回りました。
天草の光と影を見たような気がしますが、ただ、残された跡の表面を追ってきただけかもしれません。
けれど、私の心はその中で感動を繰り返し、切なさを覚え、震えるような想いが幾度となくこみあげました。
私の中に天草を知る、見つめる、考えることができる種は持ち帰ったように思っています。
肌で触れてきた天草の心を、愛しく大事に語っていきたいです。
そうそう、天草のお土産はこれを買いました!
「こっぱもち」干しいもとお餅が一緒になったようで、焼いて食べると、とっても美味しい
V6の岡田君が絶賛しているようですが、私も太鼓判を押したいと思います