~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

母の日に

2009年05月10日 | 日々徒然
娘たちからメッセージカードとカーネーション。
どうもありがとう

        


私は、母に「エプロン」を贈りました。
母といえば、「エプロン」しか思いつかないほど、エプロン姿しか思い浮かばないような母です。

母から教わったことといえばなんでしょうね。
具体的には言えないけれど、いつの間にか身体に残っているもの・・・。
そんなところでしょうか。

でも、よく覚えていることのひとつ。
小学校3年生の夏休み前、学校からの夏休み推薦図書を選んでいた時、
「何の本がいいかなぁ」と迷っていると、
母が、横から「風の又三郎なんておもしろいよ」と言ったのでした。
「みやざわ・・・けんじ??」
この時が、私の最初の賢治作品との出会いです。

そして、母の語りの十八番は「じゅげむ」。
眠る前によ~く語ってもらいました。
「じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつうんらいまつ ふうらいまつ くうねるところにすむところ~~~」
一緒に言いながら眠っちゃった~~~

母には、今も昔も
「早く寝なさい!」「夜は寝るもの、朝は起きるもの!!」
と怒られることは、これだけです

ゆうやけ文庫

2009年05月10日 | 日々徒然
私の憧れの櫻井美紀先生(語り手の会代表)が36年続けていらっしゃる家庭文庫、
『ゆうやけ文庫』(毎月第二土曜日の15:00~16:00)に初めて行って来ました。

そこは、風が気持ちよく通る部屋で、歴史の感じられる本棚、膨大な資料類ひとつひとつがみんな息吹いているような、緩やかな時間が流れていました。

先生がおっしゃっている「まなざしを合わせて、気持ちを合わせて、心を合わせて」のそのままでした。
何の決まりも、形式もなく、柔らかな先生の微笑と声だけです。

集った子どもたちが、ふうっと気持ちが落ち着いた頃のタイミングで、そっと始まりました。
そよそよ風に吹かれるように、かわいいてぶくろ人形で、「たんぽぽ」。
みんなで「おはながわらった」を歌いました。
てぶくろ人形は、先生の手の温もりと、そこに命が宿ったようなお花の笑顔になりました

私は、すっと、おはなしの世界に入っていきました。
なんていい気持ちなのでしょう。
なんて優しい時間なんでしょう。
なんて平和なんでしょう。

素のままの自分がそこで楽しんでいました。
先生の語りは、私がいつかはそう語りたい「寄り添う語り」そのものでした。

 櫻井美紀先生

先生から「語り手たちの会」発行の冊子にメッセージをいただきました。

 語りの文化シリーズ・10「心をつなぐ語り」

「愛と平和を伝える語りを」

私は、初め、「私の想いはまさにここにある。私の語りもその想い一心だ」と思いました。
でもそれは、まだまだ、途上の小さな想いだったと知りました。
この想いは、私の必死な想いなのではなく、多くの語り手の人たちみんなが長い間持ち続けていた想いを受け継いで繋いでいくものなのだと感じ得ました。

先生にお時間を割いていただき、大事なお話を聞くことが出来ました。
本当にありがとうございました。
先生からのことばと教えを大切に、多くの語り手の人たちの想いを大切に、
素直に、少しずつ学び、これからも良い語りのために心を懸けていきたいです。