今年最後の語りの会は、名栗の里の「山雀亭」にて。
山々に囲まれ、目の前には名栗川、ふっくらとした畑。
静かな山里での語りの会です。
俳人石田郷子さんの俳句の会の皆さんと名栗在住のアーティストの方が集いました。
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全てが手作り。どこもかしこも愛情たっぷりの佇まいです。
夕方5時スタート。星と月がちかちかしていました。
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月宵ひとり語りの時。
空気は澄んで、大きく深呼吸してから山雀亭に入りました。
部屋の中は、じーんとほこほこ暖かいのです。
赤々と炎がゆらぐ、薪ストーブが家中暖めています。
木の香と温もりの伝わる、アンティークな雰囲気の中で、素敵な気持ちで語りました。
今日のプログラムは、山里に伝わる民話。
*『大工と鬼六』
*『狐の恩返し』
*『べっかんこ鬼』
部屋の中は静寂で、そして、外の音も静寂で、今年一番の静寂の時の中で心を込めて語りました。
「『べっかんこ鬼』の笹笛の音がとても印象的で、心に残っています。」
と、皆さんの感想をいただき、このお話の切ない純情が伝わったかなと嬉しかったです。
さすがに、今年最後ということで、精神も集中したので、語り終わると心から一年分のほっとしました。
語りの後は、山雀亭忘年会に仲間入りです
俳句の会の方々は、朝からお餅つきということで、やわらかい丸餅を囲炉裏で焼いていただきほっぺたが落ちそうになり、掘りたて大根が格別美味しいおでん、青梅の「木の葉」さんのフランスパン、有名な源作印ワインに、チーズ。
忘れられない楽しいひと時になりました
そして、素晴らしいプレゼント
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ありがとうございます。
語る時に、セットのように、赤いろうそくを灯した燭台が置いてあり、ずっと、素敵だなあ嬉しいわぁと思っていたのです。
おはなし会に参加してくださった彫塑家の方が、この日の為に作ってくださった燭台だと聞いて感激していたのですが、
私にも同じものを作ってくださっていたのです
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ろうそくがなかったのですが・・・。素敵
今年最後の語りの会は、大好きな、一番心落ち着く山里でのおはなし会で、とても幸せです。
ありがとうございました。
2009年も本当に、様々な土地、所で語ることが出来ました。
たくさんの出会いがありました。
思い出すと、幾重にも、皆さんの笑顔が甦ってきます。
大好きなおはなしでも、泣いたり、挫けたり、笑ったり、喜んだり、色々ありました。
お話を語るということを通して、たくさんの出会い、そして、素敵なことをたくさん発見できました。
健康で元気に語れたことが一番良かったです。
感謝いたします。
2009年、しっかり語り納めができました。
お話を楽しみに聴きにきてくださった皆様ありがとうございました。
愛依の風の活動を応援してくださった皆様本当にありがとうございます。
2010年、また、元気にお話し会でお会いしましょう
やえ