10日の日、朝方のすごい雨。
肌寒くて、ニットのセーターに、カーディガン。
電車で宇都宮へ
宇都宮に近づくにつれ、日差しが雲を突き抜け始め、厚い雲はふわふわ散らばって、青空が広がり、気温もぐんぐん上昇。
「暑いぃ~~」
天気予報見てませんでした
宇都宮線途中下車はありません。終点までまっすぐ。
父が、退院。約二ヶ月ぶりにお家へ帰ってきました
私が家に着くと、父は、庭に椅子を置き、日向ぼっこをしているように、お日様を受けて庭を眺めていました
「顔つやいいね。あったかくなって良かったね」と声をかけました。
「そうか。久しぶりに家の風呂入ったよ」と父は言いました。
病院にいる時は、大変でした。
耳に痛いほど弱気な言葉を繰り返し、顔色も土気色、声も小さくしゃがれてしまって・・・。
病院と家では目の輝きが違います。
不自由なところもありますが、「松葉杖も難しいな。コツ掴めてないんだよ」と、
脇をしっかりしめて、歯をくいしばって歩行する父は、辛そうでしたが、全身力が漲っていました。
主が帰り、秋の庭花も、香りを放って喜んでいるようです
さてさて、私は、妹と、なりっぱなしの柿を収穫
落ちないうちにできるだけ採ろうと、妹とわさわさしていると、
父が、「食べる分だけでいいぞ。なっているのを見てるのも好きなんだ」と。
父の言葉だなぁと思いました。
妹が、「よかったね。お父さん、また、庭見れてね。」とぽそっと私に言いました。
父が「雨が降った後だから、山栗が落ちただろう。」と言うので、早速栗拾いへ。
山栗は甘さが違います。いざ!
この辺りでも一番甘くて美味しい栗の木を目指して!
落ちてる落ちてるたーくさん
山の宝物
大収穫。秋晴れの下、楽しい栗拾い
お留守番の子ども達に、美味しいお土産ができました
父の顔を見て、久しぶりに、ほっとしました。
折っていた千羽鶴。800羽。
父の退院の方が早かった
これからは、新しい願い事を持って、千羽まで折っていきます。
秋晴れが嬉しく目にしみました