月曜日は、生きがいセンター。
賑やかで楽しい月・木クラス。
薔薇の花がたくさんで、とても華やいでました
1時間のクラスなので、あまりおしゃべりはできないのですが、
皆さん報告してくださる楽しいことがいっぱいで、パーソナル語りは、「紅葉狩り」。
箱根や鎌倉の楽しいお話を聞くと、私も、そぞろ神の声が・・・。聞えっぱなし。
まずは、♪『もみじ』を歌って色とりどりの紅葉の景色を思い浮かべました
語りは、宮澤賢治作『どんぐりと山猫』。
秋は、必ず、賢治作品を一つは紹介しています。
火曜日は、文学サロン火曜の会。
最初に、お土産のお菓子をいただきながら美味しいひと時しばし
。
山口銘菓「ふぐまん」。ふぐのかたちがぷくっとかわいいの
金子みすずさんの詩の葉書。直筆を見ると、感慨深いです。
さて、語りは、来月は、語りコンサートに代わるので、少し早いけれど、クリスマスのお話
クリスマスのお話というか、「贈り物」のお話がしたかったんですね
この時期、「贈り物」という言葉がすごく愛しくなります。
善良な気持ちにもなるし、ときめくし、嬉しくなります
「贈り物」をしたい人へ、素直に、喜んでほしいなぁという気持ちが湧いているのも感じます
語る前、こんなことを問うてしまいました。
「今まで生きてきた中で、これは、1等印象的な思い出深い「ほんものの贈り物」のお話きかせてください」
と、文学少女だったみなさん、文学的鑑賞の力を持ち、純粋で可愛らしいこの火曜の会のみなさんにお聞きしましたのです。
「語りのあと、お話聞かせてくださいね。」と始めました
こう書くと、もう、私が何を語ったのかはピンと来た人もいるでしょう。
なんて、ちょっと、O・ヘンリ風に・・・。
そうです!『賢者の贈り物』
です。
若い二人の、純粋に相手をまっすぐ想う気持ち、愛する気持ちゆえに、まあ、まるで思い切った無茶苦茶な贈り物をした二人が、語る度に、愛しいのです
。
語った後、それはそれは素敵な「贈り物」の話を聞きました
とても可愛らしいお話から
その方が、幼稚園の先生をしていた時、卒園の時に卒園する女の子から「はい。先生の好きなお花」と大きなカトレアを1輪贈られたお話。
その園児の顔が今でも忘れられないと言っていました。
春ごろの「先生の好きなお花なーに?」と何気ないおしゃべりの中の一言を、この女の子はずっと覚えていたんですって
そして、娘さんからの贈り物のお話も、私も重なってしみじみしました
ですが、今回は、男女の話も
と、これは、泣けるほど感動するお話でした
「愛のある、真心のこもったほんものの贈り物
」のお話。
美しいレースの襟巻きのお話。
婚約指輪のお話。
葉っぱのブローチのお話。
などなど・・・。
珠玉の純愛物語です
お話を聞いて、みなさん、無意識に胸に手をあてて、声にならない声で、感動していました。
これは、いつか、私が語りにしましょう(お許しがでましたから・・・)。
誰かが誰かを、美しく優しく愛すること。
平和な喜びです
しかし、こんな素敵なお話を聞けるのも、定期の会の長ーいお付き合いだからですね
。
そして、もうひとつ、来月に向けて、やはり、賢治『どんぐりと山猫』を語りました。
おはなしの後は、心が澄んで、優しい気持ちになります
お茶がひと際美味しいです
なんだか、今日は、ハートばっかりになってしまいました
学生達にも『賢者の贈り物』・・・語ろうかな。