~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

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ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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ファイト新聞!

2011年04月12日 | おはなし会・語りの会
今朝、学校訪問へ出かける支度をしている時でした。
「避難所からの元気な子どもたちの活動をレポートします!」と、
テレビから声が聞こえてきました。
手を止め、微笑ましく見入ってしまいました。

レポートは、避難所になっている気仙沼の小学校で発行されている壁紙新聞についてでした。

壁紙新聞の名前は、『ファイト新聞』。

小学生の女の子を編集長とし、副編集長、平社員、アルバイトと、5人で組織されているんです。

驚くことに、新聞は、震災1週間後の3月18日から発行されました。

初代編集長の7歳の女の子が、
「避難所の人たちが下を向いていたから、少しでも明るくしようと思って、そうだ、新聞を出そう!と思いました」と、元気な声で、テレビ局のインタビューに答えていました。

最初は、鉛筆だけの新聞でした。
発行するごとに、見出しもイラストも、明るいカラーペンで書かれるようになり、とても見やすくて、明るい笑みがこぼれてしまう紙面になっています。

内容は、主に避難所生活の中の出来事ですが、5人のメンバーがしっかり会議をし、取材をして書いています。
子どもならではの観点で書かれていて、その手書きの文字もとても力強くて、この新聞を読んだ人は、たくさんのファイトをもらえると思います。

副編集長がこう話してました。

「暗いことは書かない。明るい事だけ書く。もし、暗いことを書いてしまったときは、紙をぐちゃぐちゃにして捨てます!」


子どもたちも、みんな被災者です。
その中で、立ち上がっています。
変わり果ててしまった全てを受け入れて、その中で、ファイトの精神を持ち、情熱をもって、明るい気持ちを届けようと、元気な気をだしてがんばってます。

「暗いことは、ぐちゃぐちゃにして捨てます!」

この言葉、胸にぐさっとささりました。

私も、朝からファイトをもらいました!!


今日は、立川の小学校へ行ってきました。
4年生の最初の国語の授業だということでした。

プログラムは、工藤直子詩「会いたくて」から始まり、
民話「花さかじいさん」「聞きみみ頭巾」、グリム童話「ルンペルシュティルツヒェン」
宮沢賢治「雨ニモマケズ」。
そして、最後は、アンコールをいただき、金子みすず「こだまでしょうか」を語ってきました。
「こだまでしょうか」みんな知ってました。
今、すごい有名な詩ですね。
ずっと、忘れないんじゃないかなぁ。。


「暗いことは、ぐちゃぐちゃにして捨てる」

子どものことばは、力、ありますね。