今日は、気持ち良い晴れでしたね~~
青空を何度も見上げてしまいました。
からっとしていて、本当に気持ち良かったです。
第4火曜日、火曜の会♪
今日は、先月の川端康成、『伊豆の踊子』(新潮文庫)につづいて『温泉宿』です。
中伊豆を舞台にしたお話ですが、温泉宿の表と裏と言うか、
そこで働く女たちの、身の上も境遇も生き様もそれぞれに、
酷な話もあれば、切ない話、情けなくなるような辛い話いろいろ織り交ぜながらの、
川端の生き生きと生々しく描き出す自然美と人の様は、
現代の小説にはない、生き物のようなものになって胸に迫ってきます。
だから、読んでいると、非常に汗ばみどきどきもします。
私には、なぜか、ピアニストのグールドを思わせるものがあります。
とにかく、美しさと魂とが生き物みたいに私に迫ってきます。
読後にいろいろ話は盛り上がりましたが、
どこの話からそうなったか、
「大事にしている宝物」の話になりました。
タカコさんが、美しくて可愛らしいひとつの盃を見せてくださいました。
「おじいさんの形見、お正月だけ出して大事にこの盃でお酒を飲むの」と
「もう、ここで50年くらいたったわ」
「わぁ~~~~~」
それがこの盃です!なんてすばらしいんでしょう!
「梅に鶯~~~」
有名な初代清水六兵衛のものです
骨董品には違いないのですが、
大事に使われているので、輝いています。生きています
火曜の会。
私は、いつも大事なものに会うために在るような気がします。
今日も、本当に、タカコさんが、ものを大切に大事にすることの真意を教えてくれました。
心に伝えてくれます。
火曜の会は、私にとってかけがえのない会であります。
反省と戒めと感謝の日です。
90歳も目の前のタカコさんの言葉は本当に優しく深いのですが、
今日ふと、この会が始まってもう、5年になりますが、8月の夏休みを除いて、一度も休止がないこと、
毎月、会を続行し続けてくれているタカコさんにすごいパワーと若さと、そして深い感謝を思いました。
会の皆さんも同じように、「どこまで続けられるだろう」なんて、つぶやきも・・・
すると、タカコさんが、
「この会が終わるなんて思ったことないわ」と、あっけらかんにおっしゃった。
その言葉は明るくて、永遠に続くように聞こえました。
長く続いているお話し会というのは、本当に心のつながり、ご縁でなるものだとつくづく思うのです。
一方的ではなく、持ちつ持たれつというか、
縁って、深い縁って、あるのですよね・・・。
そこらへん、自分で気づくと、固い絆が深まるのでしょうね。
大事なものが増えていくのがわかるし、新鮮なエネルギーが湧くのを感じるし・・・
火曜の会のメンバーはみなさん、人生の先輩ばかりの会。
巡り会えたことに感謝です。
ありがとうございます。