~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

火曜の会便り♪

2012年06月26日 | おはなし会・語りの会
今日は、気持ち良い晴れでしたね~~

青空を何度も見上げてしまいました。
からっとしていて、本当に気持ち良かったです。

第4火曜日、火曜の会♪

今日は、先月の川端康成、『伊豆の踊子』(新潮文庫)につづいて『温泉宿』です。

中伊豆を舞台にしたお話ですが、温泉宿の表と裏と言うか、
そこで働く女たちの、身の上も境遇も生き様もそれぞれに、
酷な話もあれば、切ない話、情けなくなるような辛い話いろいろ織り交ぜながらの、
川端の生き生きと生々しく描き出す自然美と人の様は、
現代の小説にはない、生き物のようなものになって胸に迫ってきます。
だから、読んでいると、非常に汗ばみどきどきもします。

私には、なぜか、ピアニストのグールドを思わせるものがあります。
とにかく、美しさと魂とが生き物みたいに私に迫ってきます。


読後にいろいろ話は盛り上がりましたが、
どこの話からそうなったか、
「大事にしている宝物」の話になりました。

タカコさんが、美しくて可愛らしいひとつの盃を見せてくださいました。
「おじいさんの形見、お正月だけ出して大事にこの盃でお酒を飲むの」と
「もう、ここで50年くらいたったわ」

「わぁ~~~~~」

それがこの盃です!なんてすばらしいんでしょう!
「梅に鶯~~~」
有名な初代清水六兵衛のものです

 



骨董品には違いないのですが、
大事に使われているので、輝いています。生きています


火曜の会。
私は、いつも大事なものに会うために在るような気がします。
今日も、本当に、タカコさんが、ものを大切に大事にすることの真意を教えてくれました。
心に伝えてくれます。

火曜の会は、私にとってかけがえのない会であります。
反省と戒めと感謝の日です。


90歳も目の前のタカコさんの言葉は本当に優しく深いのですが、
今日ふと、この会が始まってもう、5年になりますが、8月の夏休みを除いて、一度も休止がないこと、
毎月、会を続行し続けてくれているタカコさんにすごいパワーと若さと、そして深い感謝を思いました。
会の皆さんも同じように、「どこまで続けられるだろう」なんて、つぶやきも・・・

すると、タカコさんが、

「この会が終わるなんて思ったことないわ」と、あっけらかんにおっしゃった。

その言葉は明るくて、永遠に続くように聞こえました。


長く続いているお話し会というのは、本当に心のつながり、ご縁でなるものだとつくづく思うのです。
一方的ではなく、持ちつ持たれつというか、

縁って、深い縁って、あるのですよね・・・。

そこらへん、自分で気づくと、固い絆が深まるのでしょうね。
大事なものが増えていくのがわかるし、新鮮なエネルギーが湧くのを感じるし・・・


火曜の会のメンバーはみなさん、人生の先輩ばかりの会。
巡り会えたことに感謝です。
ありがとうございます。