打越通信

日記ふういろいろ

真夏の草刈

2016-08-21 19:52:11 | 日記ふう
実家の畑の草が気になっている。
休日の前日、なんとかしなければと思う。
実家の近所からのクレームも人伝えに聞こえていた。
テレビでは毎日のようにリオからメダル獲得の吉報が入ってきている。
その日もバトミントン女子複合の金メダルの様子が流れていた。
いろいろと考えたが明日実家に帰り草刈をしようと思った。
しかしリオからの放映になかなか寝付けない。
午前0時を回り、パソコンの電源を入れた。
JR九州の時刻表を開く、下り列車(九州新幹線)の始発列車は6時10分だった。
そして値段を調べると片道7600円ほどだ。
ネットキップでも6500円、所要時間は1時間ちょっとだが、往復で1.5万円は高い。
悶々としていたが午前3時に着替えをバックに詰め込みマンションを出た。
美野島商店街はひっそりとしていたが飲み帰りの若者たちが数名歩いていた。
筑紫野インターまで日赤通りを走るがさすがにクルマは少ない。



高速も車線上には大型のトラックばかりで空いていた。
ナビではオリンピックのボクシングをやっていた。
速度は110kmあたりにセットして半分は自動運転だ。
この時間帯にクルマに乗ることも無いし、高速を走る事も初めてだった。
益城インターを過ぎると地震の影響で片道1車線の対面通行になる。
速度を落とし走るが、段差が所々にありクルマは大きく揺れる。
八代から南九州道に入るがこちらもクルマは少ない。
南九州自動車道の終点、津奈木で一般道に降りた。
時計は午前5時半、コンビニに寄りおにぎりと飲料水を大量に買った。
ナビではレスリング男子の決勝選をやっていた。
無名の日本選手(樋口)が決勝まで進み、各国の報道が誰なのかとあわてているとテレビは言っていた。
おにぎりを食べながらその様子を見ていた。
3対3の同点だったが、相手の選手は日本人選手の指を握り攻撃を封じていた。
同点だったがなぜか負けた。
空が白々とあけてきた。
実家には午前6時に着いた。
さっそく着替えて草刈機に燃料を入れ畑に出る。
背よりはるかに高い草が待っていた。
最初に高い草を胸の高さで一度切る。
次に腰の高さで切り最後は根元から切る。



それの繰り返しで切り進む。
1時間置きに休憩を取り、実家の台所にクーラーをいれ飲料水を摂る。
8時半頃から日差しが出てくる。
汗が噴き出して全身汗だくになる。
9時に一旦作業を止め、銀行に向った。
お金をおろしホームセンターに草刈機の替刃(チップソー)と除草剤を買いに行った。
草刈機の刃を変え再び夏草と格闘だ。
正午になり一旦作業を終了した。



これ以上作業をしてもこの日差しでは身体が持たないし、乾燥して草の切れも悪い。
そして寝ていないので眠い、帰りの事が心配になった。
残りは次回に残しておこう。
テレビでは陸上の男子400mリレーの決勝が流れていた。
アナウンサーの声が一段と高くなり、日本は銀メダルを取った。
風呂に行き、水シャワーで汗を流した。
帰りさすがに眠くなりパーキングで一休みし夕方4時半に無事に福岡に着いた。
往復6時間の運転、炎天下の作業が6時間、疲れてその日は熟睡だった。