打越通信

日記ふういろいろ

公園デビュー

2016-06-11 22:32:49 | 公園の犬達
福岡に来て2ヶ月半になった。
まさしくドア一枚で外の世界と家の中といった生活だ。
隣に済む人の顔も見たことが無いし、このマンションに誰が住んでいるのかも全然わからない。
たまにエレベータで一緒になるが軽く挨拶するだけでそれ以上の事は無い。
会社では同僚達とも少しは慣れてきたが、まだまだこれからといったところだ。
妻は買い物などで美野島商店街がかなり気に入っているようだ。
確かに魚だけは新鮮で安い。
食卓に並ぶ魚は、熊本のスーパーで買った物より生でも煮ても焼いても美味い。
近くに柳橋連合という博多の台所と言われる場所があるからなのだろうか。
話がそれそうになるので戻すが、妻はそんな美野島商店街にルンルンで、おまけに商店街でくれる紙のスタンプを集めてはうれしそうな顔をしている。
しかし、テレビやなんかでよく見かける買い物かごをぶら下げたおばちゃん達が立ち話(井戸端会議)には参加していないようだ。
というか、そういう光景が無いようなのだ。
まあ、住み始めてまだ日も浅いし、町にもなじんでいないからしょうがないのかも知れない。
引っ越したその日だったか、次の日だったか、買い物の帰りに公園に行った。
そこはわんこ達の楽園のようで、いつものように飼い主に許しを得て写真を撮らせてもらった。



面長で綺麗な顔をした「チャコ」だ。
おとなしくてやんわりした気だての良い犬だ。
飼い主はもうかなりお年のおじいちゃん、美野島書商店街の八百屋のご隠居さんとの事だ。
それに5匹のわんこを買っている年配のご夫婦。
こいつらが元気な犬で顔を見るなり吠えまくる。
「きなこ」とか言っていた。
そしてちょっとセレブ的なご婦人、こちらは3匹飼っておられる。
ポメの「ケンタロウ」と言っていた。



そんな犬たちとはすぐに仲良しになった。
ある日、妻と娘を連れて行くと2人も癒されていた。



娘などはこの町にもうかなり長い事住んでいるに初めてのようだ。
会社帰り「チャコ」を見かけた。
思わず「チャコ!」と声をかけた。
「あなたでしたか?背広を着られていたので誰かと思いました」
と飼い主さんから言われてしまった。
次の日も会社帰りの夕暮れの公園で「きなこ」軍団にばったり。
わんわん吠えるので
「うるさいね!飼い主の顔を見たい!」
と冗談を言うと、だっこした飼い主が笑っていた。
犬を通してコミュニケーションが出来つつある今日このごろである。

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