AIRWORK日記

愛知県渥美半島の パラグライダー&ハンググライダースクール 「エアワーク」の日記です。

午前中にちょっと飛んできました

2005年11月15日 | 仕事
 天気予報では強風のようだし、実際にもそのようだし、今日はスクールの予定もないし、外に出ず一日ショップの中で仕事をすることにして、パソコンを起動してメールの確認をして返信して…10時ごろにふと事務所の窓から蔵王山の風力発電機を眺めると、朝方より回転速度が落ちているようです。クラブの衣笠山風速計に電話して確認。すると、現状ではパラでも飛べる強さの風。この後また強風になるのかもしれませんが、飛べるのならば一日屋内で仕事しているのはもったいないかも。
 家内に回収をお願いして衣笠山へ出発。テイクオフへ到着すると、現状ではパラで飛んだほうが適している弱い風ですが、予報からいっても強風になるかもしれないのでハングをセットアップ。風向はまたも北北西の、ハングではとくにイヤな風向なので、高度計を170mにセットして、慎重に機体をかまえて10時57分テイクオフ。テイクオフ地点近辺を5往復して、海抜高度210mを突破したところで山頂へ。高度300mまで上昇するので、今のところ昨日より少し良い条件です。
 350m以上まで上昇できるようになったら、最後は港に降りるつもりで蔵王山に行ってみようかな?…と思いながらしばらくソアリング。一人だけで飛んでいるので、他機警戒に神経も使わずにすみ、好きなコースを自由に飛べて、空が広くて(?)とてもラクチンです。高度は大してあがりませんが、普段の衣笠山よりかなり東端まで行け、テイクオフより後方で飛ぶこともできます。
 そうしているうちに風向は北西~西北西に変わり、時刻も正午に近づき、午後からはショップに戻って仕事もしたいし、家内に回収してもらうのに一人だけ長時間飛んでいるのもナンだし…で、高度は相変わらず300m前後までしか上昇しませんが、ダメモトで蔵王山に向けて移動開始。しかし、途中でやはり高度をロスしすぎるので、進路変更して港の横の通称「滑走路」にランディング。機体をたたみはじめたらすぐに強風になってきたので、たまたまちょうど良いタイミングでランディングしたのかもしれません。
 画像は、テイクオフ地点から見て右後方、衣笠山と蔵王山の間にあるクレーターです。このクレーターは、6500万年前にメキシコ・ユカタン半島に落下して、恐竜を絶滅に追いやった隕石が大気圏突入時に剥離・分裂し、そのうちの破片の一つが落下したことで形成されたといわれており…ウソです。本当は、1908年に中央シベリア・ツングースで発生した謎の大爆発、一説にはマイクロブラックホールが地表に衝突したのではないかといわれているものと同種で、落下した当時は昭和18年・太平洋戦争中だったため、この近くにあった海軍基地が壊滅した事実は終戦まで秘密にされ…ウソです。セメントの原料にするための採石場、露天掘りの鉱山です。長年の採掘で一番低い地点はかなり深く、地図の表記では海抜ゼロメートルか、海面より低いマイナス高度のようです。以前は中心にきれいな水色の水溜りがありましたが、掘削作業が進んで地形が変わったのか、いつの間にか消滅してしまったようです。
「彷徨える湖」…というか水溜りですかね?