あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

琴(こと)なき家

2006-08-05 10:14:32 | Weblog
昨日、親戚の方から電話があった。いろいろなことを話してくださる。
彼女の夫とその前妻の子どもとのこと。

そして夜はふるさとの友人と電話で話す。今は、兄弟、母親とは付き合っていないという。
二人の話は何か哀しい。

血がつながっているだけにやっかいである。血縁があるだけに期待もするから、それが裏切られたときに、失望感も大きい。

母が言っていた。「三味線のない家は多けれど、琴(こと)のない家はない」と。
昔からそう言われていたのか、誰かが言った言葉なのだろう。

のちに母の法事でお寺に行ったとき、いろんな法事で来ていた方々へのお坊さんの話にそのことがでてきてその偶然性に驚いたのを覚えている。

人生は思うようにいかない。身近な方に裏切られた友人の気持ちはいかばかりかと思う。
親戚、血縁、いいときはいいけど、一度変な方向に行くと本当にやっかいである。

他人であれば許せることでも、身内では許せないということ。

でもね、思う。
あれこれ考えるのはよそうと。
心が暗くなる。
二人の話を聞いて、私自身もブルーになり、思い出さなくてもいいことを思い出してしまった。
母が言っていた。「体に気をつけて、家族を大事にしなさい」と。

そうだろう。
過去のいいことは思い出して元気の源にしよう。でも、いやなことを思い出して、またいやな気持ちになるほど、ばかげたことはない。

ふるさとの友人が親孝行していたのは私は知っている。
きっと、彼女にはいいことがあると思う。

そう、自分なりに誠意を示して生きればいいと思う。
そして、自分の心を明るくさせてくれる人と付き合いましょう。

いつも明るい彼女、頑張ってねと思う。




コメント
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