
今朝、庭に出たら、見事に咲いていた。
指宿の実家から数年前に持ってきた水仙。
冬の寒いときに凛と咲く水仙が好きだった。
だから、数個球根をもらってきて植えたのにいっこうに咲かなかった。それがどういうわけか、今冬は咲いた。
それもお正月に咲くなんて、なかなか縁起がいい。
今日は、そして、七草がゆを食べる日。
朝、いつもより早めに起きて七草がゆを作る。
母が作ってくれていたように…。
緑の野菜がおなかにやさしい。
おせち料理で疲れた胃へのいたわりです。
鹿児島では七草祝いをする。
7歳になった子は、近所を7軒まわって七草がゆをもらう。
そうすると健康でいられるのだ。
私も着物を着て、近所へ行った。
あのときはお膳だったなあ。ご馳走がたくさん。
姉たちが優しかったなあ。
今は、ふたりの姉はいない。
帯は姉たちが買ってくれたと言っていたような…かわいがってくれたんだなあと感謝する。
今日、ネットで久しぶりに従兄弟を見る。広島で医師をしている。
叔父様に似てきたなあと思う。
公けのリハビリセンターの「長」らしい。「T男ちゃん」と言ってみる。
年賀状をもらった。
看護学校の校長や病院の副院長やいろんなことをやっていた。
千葉の甥っ子のYちゃんもT大学医学部の準教授らしい。
前も書いただろうけど、ふたりは似ている。
母にとって、T男ちゃんは甥だし、Yちゃんは孫だ。
天国で活躍を見ているかな。
ふたりを見ると私も元気が出てくるから不思議。
私も頑張らなきゃと思うのだ。
でも、母ちゃんは、医師であろうとなかろうと、何よりも「健康がいちばん」と、そういうことを喜んでいるだろうな。
Dさんのことも、Tちゃんも、Cちゃんも、子どもたちのことも、健康がいちばん、家族仲良くねとね。
自分が健康で、人生を楽しむこと。
そして、社会の役にたつこと。
そうだろうな。
七草がゆを作りながら、水仙を見ながら、母を、ふるさとを思い出した日だった。