
熱海の梅園です(新しい携帯で写しました)
まだ、全体的に二分咲きとのことで無料でした。
何回もここは来ているのですが、今日は、あらためて中山晋平記念館へ行きたくて来ました。
前に記念館には来ているのですが、この前の磯原の野崎雨情の生家、記念館を見たので、再び見たくなりました。
これが中山晋平記念館です。
彼が熱海の西山に住んでいた家をここに移築したそうで、中はそのまま。
2階は彼の歌や少し彼の生涯を見るビデオがあり、畳に座って見られます。

中のガラス戸が私はとても気に入ったのですが、彼の弾いたピアノもあるし、五線を模した竹細工で明り窓を作っているのが素敵です。
「雨降りお月」「カチューシャの唄」「ゴンドラの唄」など、いいなあと思います。
明治20年生まれの彼の顔はふくよかで、温かさを感じてしまいました。
65歳で亡くなりましたが、亡くなる前日に黒澤明監督の「生きる」の映画を食い入るように見ていたというエピソードがあるそうな…。
「生きる」では「ゴンドラの唄」が歌われていますものね。
話は変わって、昨夜、お風呂場でお会いした女性は70歳。
成田のNゴルフ場をその方のお父様が作られたそうで、小さいときからゴルフに親しみ、かつてのゴルファーのOさんやHさん(スポーツに疎い私でもおふたりの名前は知っていた)とは、懇意の仲のようで、テレビにもよく出て、子どもたちの指導に当たられていたとの由。50年ゴルフをやって引退したと言われる。Nさんという方みたい。
その彼女が「挨拶が大事だ」と言われる。
なにしろ、寝湯につかっていたら「こんばんは。独り占めでいいわね」と、大浴場に歩いて行かれたのです。「楽しみましょう」と。
で、あがってから話をしたのだけど「挨拶は基本。挨拶のできない人は家庭がうまくいってないかわいそうな人なのよね」「家での会話がないから挨拶ができない」と言われる。
ドライヤーをかけたかったのだけど、話がおもしろくて、しばし手を止めて話をする。
いろんな苦労を重ねてきた方の話は含蓄があり、ひじょうに心強い。
いい出会いだった。
12時がチェックアウトだったのですが、ゆっくりと過ごせて、短歌をまとめたり、パソコンを持っていていて、少し書いて(珍しいでしょ…書きながら「やっぱり、童話、私は向かないかも…と思いながら…それでもキーボードを打つ…ひっちゃかめっちゃかでもね…)
ホテルで、熱海市外と海を見下ろしながら、昼ごはんもとり、そのホテルを2時ごろ出て、歩いて梅園に行ったのです。
今回の小さな旅は、ほんとによく歩きました。
昨日は南足柄に行き、児童文芸のY先生を思い出しながら…。
塚原駅前には友達と同じ苗字のT医院がありました。Tさん、お元気かしら?
温泉はいいなあ。
昨夜、2回、今朝1回、たっぷり熱海の温泉を楽しみました。
帰宅すれば、KIDが大喜び。
とても嬉しい。
旅って待っていてくれる人がいるから楽しい。
戻れる家があるから、楽しいのよねえ。
意識していないけどね。
おやすみなさい
