あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

素敵な再会に椿の花を

2016-03-29 23:20:47 | Weblog
帰りに、東神奈川で電車を乗り換えて横浜線に乗り、立ったら目の前の女性に「Fさんじゃないですか」と言われる。
「?」
見知った方ではない。全然、わからない。
その方は人違いしているのではと思った。
以前、まったく覚えのない方からメールをいただいたので(でも、その方を登録はしてあったのを思い出しながら)怪訝そうにしていたら「あのときの名前でHです」と言われる。
「Y宿舎の」と。

ああ、そうだ。
Hさんだ。
その方はマスクをしていたので、すぐにはわからなかったのだけど、目元がHさんだった。
どういうわけか、彼女たちのことはときどき思い出すことがあった。

そう、かつて、子どもが生まれたころの宿舎とそれから引っ越した宿舎で、ともに過ごしたHさんだった。よくいらっしゃっていたお母さまとかわいいKちゃんの話になり、我が家の話にもなる。

お会いしたのは何年振りだろう。

17、8年ぶり?
二番目の宿舎を出たのが次女が小学校6年生だった(あの前後に多くの方々が宿舎を出た)

本当に懐かしく、当時の皆様にお世話になったことを思い出し、まさにそのときにタイムスリップした。
特に子育てをした二番目の公園のある宿舎。

つい、先日KIDと散歩中にKIDに声をかけてくれた小学校3年生の女の子もその宿舎にいたという。
そのこともびっくりして、その偶然性に驚いたのだけど、また今日も宿舎時代を思い出した。

あのとき、みんなで宿舎の子育てをしたと思う。
本当に楽しかった。
お互いに遊んでいれば、みんなの子どもたちをみて、お話をして、子ども会の行事をして、行ったり来たりして…楽しかった。助け合っていた。

Hさんも今でも宿舎に行くという。

大きくなってから我が家の子どもたちも幾度か行った懐かしい場所である。
私も行った。
桜の木も大きくなっていた。
公園を眺めながら、幼きわが子どもたちと友達が絵画のように見えてきたものだ。

いろんな辛酸をなめたであろうHさんが(それは誰しもそうかもしれないのだけど)今、とても明るく幸せのオーラを感じさせてくれて、よかったねと思う。生き生きとしていらっしゃった。とても素敵だった。

見えない糸に引き寄せられるように乗った車両。
いつも乗るのに今日はどうしたわけだろう。
彼女もお勤め先から帰りはその電車に乗るという。

この再会はプレゼントかな。

心がほっこりとした数分だった。10分あっただろうか。

彼女は私の駅のひとつ前で降りた。
今日、Kちゃんに会うという。
Kちゃんは、大きくなったよね…今は結婚していると言った。
今もかわいいだろうな。
「よろしく伝えてね」と彼女を見送った。

ほとんどの方が宿舎の近辺に引っ越している。
今日、Hさんとの話で名前が出た方々のお顔を思い出しながら、本当にお世話になったとあらためて感謝した。よくしてもらった。

あのときのみんな、お元気かしら。
お元気でいてほしい。


感謝を込めて、この前のKIDの散歩中にであった椿の写真を…。



素敵な再会、ありがとう。
コメント
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