あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

中川一政美術館&Sちゃん立つ~真鶴から湯河原へ~

2018-11-16 20:13:34 | Weblog
こんばんは。
今夜は、湯河原です。

今日は、真鶴町の中川一政美術館へ行く。

この美術館は何回目だろう。前は、車で来ていたけど、今日は、電車。
夫とは別々に座り、私はボックス席。何人か入れ替わったけど、3人奥様方が座られた。私は窓からの太陽の光を甘んじて受けながら、周り巡る景色を楽しんでいたわけだけど、自然に会話が耳に入ってくる。結構楽しい。ふと、一緒に頷いている自分に気づいて、あっ、いけないと苦笑い。箱根にでも行かれるのか、小田原で降りていかれた。ああ、楽しかった。それから、夫を呼んで一緒(私たちは結構別々に座ることも多い)

で、中川一政美術館。








よかった!

彼の絵の前に立つ。胸にドデーンときた。
90歳のときの「薔薇」92歳のときの「向日葵」に特に惹かれて、何度も見た。
素晴らしい!
見惚れた。
元気をおおいにもらった。
夫は「駒ヶ岳」と「福浦」が気にいったようだ。
それにしても80歳から90歳代に描いた絵がたくさんあり嬉しい。
70歳代に描いたなんて、若いと思う。
ビデオで見た岡本一平のキャンパスに上から描いた絵が入賞して、そこで岸田劉生との出会いがあったというエピソードも愉快。
文芸誌「白樺」により日本に紹介されたゴッホやセザンヌの絵に触発されて絵の道に進んだという。私もゴッホが好き。オランダの美術館を思い出す。セザンヌの絵もオランダだったか、思い出す絵がある。
前にも来たのに前は何を思ったのだろう。
年月は感じ方を変化させる・・・と思う。
そのときどきに感じること、それを大事にしたい。なにがよくて、なにが悪いかはない。
絵は感じるままでいい。
人の感想に左右されず、自分が描きたいから描く。
自分が思うままに。私はそう受け取った。
白樺派の武者小路実篤とも親しかった。
向田邦子の本「あ・うん」の装丁を描いていたのに親しみをおぼえた。

絵と文学に同じものを見た。

アトリエ(写真、オーケー)スタッフが、説明してくださった。
そこに中川一政さんがいるかのよう。不思議な感覚だ。





今日も行きつ戻りつの鑑賞を存分に楽しみ、お昼は初島や海を見ながら、お弁当を広げる。
まあ、なんとできた奥さま、お弁当を作るなんて・・・と思うでしょう。

ところが、どっこい、夫手作りだ。

お魚がおいしい真鶴で食べればいいのにとチラッと思ったけど、おにぎりやちくわの炒め物や茹で卵、お野菜など、外でのお弁当はおいしかった。
そうだ、前は旅館のランチを食べたし(大賑わいだった)レストランにも行ったかも。

遠くに初島。



アトリエ入り口ののぼたんの花。見事だ。



中川一政美術館へ、よかったら、皆様もどうぞ。
これからの人生にやる気が出ると思う。
何でもできるぞぉ~とね。



それから、コミュニティーバスで真鶴駅から湯河原へ。
10月に泊まったホテル。満室だったのに、昨日だったか、あるサイトで真夜中にひと部屋見つけた。キャンセルがでたのかな。ほかの旅サイトではなし。
ついていたなあ。

ホテルの夕食は、シニアプラン(ちなみに、50歳以上・・うふふ、私は何歳だ!?)飲み物と鮑がサービス(とてもおいしかった)
夫の誕生月ゆえ、熱燗とビールで乾杯。
スタッフの瞳さんも「おめでとうございます」と。
福島市出身の18歳の彼女は、ユーモアがあり、かわいらしく、感じがよかった。
接客業、バッチリです。
このホテルはお料理がおいしい。
いろんな所に行ったけど、板長の繊細さ、心意気を感じる。
温泉もこじんまりとしているけど、いい。こじんまりとしているからいい・・・かな。
来ている子どもたちと話をしたり、バイバイしたり。

そうそう、Sちゃんが立った!と次女から、ラインで動画が届く。
なんとも言えない貴重な動画。
しばらく立っていて、倒れそうな・・かわいい。

歩いたり、立ったり、お誕生日を迎えたり、ブロック作り、算数ができ、読書したりの孫たちがかわいい。成長している。

さて、私は成長しているか?

私のバッグには、三つの作品の原稿と司馬遼太郎の小説。
それを持って真鶴、湯河原の小さな旅。
さて、如何ようにしますか。

湯河原の静かな夜が更けていきます。

おやすみなさい。


コメント
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