初代光匠書の王将です。
駒は触覚でも楽しむものですので、
出来る限り深く艶々した彫面を心がけます。
これはある方から頂いたヒントで、
その方いわく
「王将の縦棒のところがツルツルしていて、
ずーっと触ってしまいます。。」
とのことです。
触って気持ちいい駒、ということですね。
王将の裏側です。
目節や滲みがある訳ではありませんが、
一般的な本組には向かなかった駒木地です。
根付にする方法もありますが、
音がいいので選びました。
駒は音でも楽しむものですからね。
駒は触覚でも楽しむものですので、
出来る限り深く艶々した彫面を心がけます。
これはある方から頂いたヒントで、
その方いわく
「王将の縦棒のところがツルツルしていて、
ずーっと触ってしまいます。。」
とのことです。
触って気持ちいい駒、ということですね。
王将の裏側です。
目節や滲みがある訳ではありませんが、
一般的な本組には向かなかった駒木地です。
根付にする方法もありますが、
音がいいので選びました。
駒は音でも楽しむものですからね。
無剣と一緒に発掘された
初代書の作りかけです。
これは記憶があります。
なぜなら、自分用だからです。
私の初代光匠書好きはかなり昔からで、
その間、沢山の失敗作もあります。
失敗作は成長の糧になりますので、
全て捨てずに保存してあります。
しかし、その失敗作が増えてくると、
そのままにしておくのは駒が可哀そうなので、
訳あり木地を使って本組を完成させ、
自分用を作ります。
これも今年中には完成させたいところです。
ちなみに、NHK等のTV対局で使用されているものは、
二代目の光匠書を細字かつ上品にアレンジしたものですね。
初代光匠書は本当に飾らず無骨で、私は好きですが、
現代風ではないかも知れません。
自身の作としては、両者の中間ぐらいの字母紙を使用しています。
初代書の作りかけです。
これは記憶があります。
なぜなら、自分用だからです。
私の初代光匠書好きはかなり昔からで、
その間、沢山の失敗作もあります。
失敗作は成長の糧になりますので、
全て捨てずに保存してあります。
しかし、その失敗作が増えてくると、
そのままにしておくのは駒が可哀そうなので、
訳あり木地を使って本組を完成させ、
自分用を作ります。
これも今年中には完成させたいところです。
ちなみに、NHK等のTV対局で使用されているものは、
二代目の光匠書を細字かつ上品にアレンジしたものですね。
初代光匠書は本当に飾らず無骨で、私は好きですが、
現代風ではないかも知れません。
自身の作としては、両者の中間ぐらいの字母紙を使用しています。
瑕疵あり木地で作っている初代書の玉将です。
天然の滲みがあって、
売り物にはなりませんが、
木地そのものは粘りのあるいい木地です。
根に近い部分かもしれませんね。
自分用ですから気楽です。
年内に完成するかな?
天然の滲みがあって、
売り物にはなりませんが、
木地そのものは粘りのあるいい木地です。
根に近い部分かもしれませんね。
自分用ですから気楽です。
年内に完成するかな?
駒木地です。
よくご覧いただきますと、
所々に滲みや目節跡、
黒点、変色などがあります。
これらは全て天然のものですが、
木地をある程度のロットで仕入れますので、
どうしてもこういうものが混入します。
研磨の段階で浮き上がってくるものもあります。
古い作品の足し駒などでは、
くすんだ様な木地がマッチする場合もあるのですが、
そういうケースは稀で、多くは仲間外れですね。
そういう駒を捨てずに溜めて、
出来が悪かった駒と組み合わせ、
自分用の駒を作ります。
折角駒形にまでなったのですから、
ちゃんと駒にしてあげるのが、
駒師の務めかと思います。
よくご覧いただきますと、
所々に滲みや目節跡、
黒点、変色などがあります。
これらは全て天然のものですが、
木地をある程度のロットで仕入れますので、
どうしてもこういうものが混入します。
研磨の段階で浮き上がってくるものもあります。
古い作品の足し駒などでは、
くすんだ様な木地がマッチする場合もあるのですが、
そういうケースは稀で、多くは仲間外れですね。
そういう駒を捨てずに溜めて、
出来が悪かった駒と組み合わせ、
自分用の駒を作ります。
折角駒形にまでなったのですから、
ちゃんと駒にしてあげるのが、
駒師の務めかと思います。
ねこまどで販売されている一字駒の香車です。
これもやりっ放しだった作業のひとつです。
前回記事からなんと!
六年半もの年月が経過していました。
やり残した仕事を消化するだけで、
今年は終わりそうです。(^^)
これもやりっ放しだった作業のひとつです。
前回記事からなんと!
六年半もの年月が経過していました。
やり残した仕事を消化するだけで、
今年は終わりそうです。(^^)
先ほど完成しました初代光匠書です。
控えめな虎斑が上品な
御蔵島黄楊のオール柾目です。
時々油を補いながら、
使用と手入れを重ねて行けば、
木地が良い感じに変化すると思います。
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漆を入れました、初代書です。
太字は彫っている部分が多いので、
とにかく滲みに注意が必要です。
入念に目止めしましたので、
大丈夫だと思いますが、
結果は乾燥後でないと分かりません。
温湿度を管理して、
綺麗に乾燥させることを心がけます。
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初代書王将、玉将の駒尻です。
書体銘、作者銘を彫りました。
極細の彫刻刀を使って彫るのですが、
何年たっても「失敗しないか?」
ドキドキしながらの作業です。
これにて粗彫りの工程が終りました。
次は全ての字母紙を外して、
仕上げ彫りをします。
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書体銘、作者銘を彫りました。
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初代書のと金です。
字母紙は「一筆(ひとふで)」で
書かれていますが、
彫る場合は3画に分かれます。
画像は1画目を彫ったところです。
残る2画は、
右上から左下への直線、
最後が左から右への横線、
という具合です。
それらをしっかり彫ってから、
柔らかく繋げる要領で
彫り進めます。
全てのと金が彫れました。
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最後が左から右への横線、
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初代書の成香です。
香車の価値が高い局面を
最近よく見かける様になりました。
素人の推測ですが、
対抗形など「横」方向の将棋では、
力が発揮しにくい香車ですが、
縦方向の将棋では飛車に近い働きをします。
相居飛車の将棋が多くなったから、
こういう局面が多くなったのでしょうね。
香車が成れるのは普通は嬉しいのですが、
最近はちょっと躊躇う事が多くなりました。
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初代書の成桂です。
そもそも成駒は金の崩し字とのことですが、
成銀はかなり金に近く一寸だけ崩した感じです。
成香はかなり崩していますが細長いのが特徴です。
成桂はその中間で、
成銀と成香の中間みたいな
書体になっていることが多いですね。
画像の成桂、
見慣れている我々は間違えませんが、
ビギナーの方にはどう見えているんでしょうね。
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早くはありませんが、
着実に前進中の初代書、成銀です。
元奨励会三段の方に
ご指導頂いた時に印象に
残っている言葉があります。
「戦果を上げたら、銀は引く手に好手が多い」
との事です。
金を引く手に好手が多い事は皆さんご存知の通りです。
条件付きではありますが、
銀を引き挙げるのが好手になることもある様です。
そういう場面もあるんだな、
と思って指すのが大切な様です。
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初代書の龍馬です。
うーむ。。。
この字母が気になってしまうのは私だけでしょうか。
楷書の馬の一画目は左側タテ棒、
二画目が一番上のヨコ棒ですよね?
楷書で縦横の棒が交わった場合、
先に書いた方を長くするルールが
あったような気がしますが、
その理解が正しければ
この字母はその原則から外れています。
しかし、先が狭まる駒形に字が収まると、
この方がいいのかな?
と思ってしまいます。
守破離の破もしくは離なんでしょうか。
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あったような気がしますが、
その理解が正しければ
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初代書です。
貼り付けた字母紙が落ち着きましたので、
裏面を彫り始めました。
スタートは竜王からです。
竜の字は画数の多い「龍」もありますが、
初代書の竜はこちらで、
これがいい!と仰る方を何人も知っています。
そういうお客様の声を取り入れて、
新たな工夫を加えた書体ゆえに
人気があるのでしょうね。
将棋駒づくりは「伝統」工芸です。
伝承は「受け継いできた技術などを
そのまま後世に伝えていくこと」、
伝統は「古きよきものを受け継ぎながら、
新しい手法も取り入れて挑戦していくこと」を指すそうです。
新しい事を取り入れるべく挑戦しないと、
伝統にはならないんですね。
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そのまま後世に伝えていくこと」、
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