駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

和象戯(将棋)駒 ~その20~

2021年09月30日 | その他の将棋
和象戯駒の「鴟行」です。

読み方はたぶん「しぎょう」だったと思います。

鴟は「トビ」と読むそうで、

現代で使っている「鳶」の古い字かも知れません。

動けるマスは前方に1マスと左右斜め後方に1つづつなので、

それほど強い駒ではありませんが、

この駒が成るとめちゃめちゃ強くなります。

続きは次回に。





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銀杏の将棋盤

2021年09月28日 | 将棋盤
碁盤、将棋盤の材と言えば榧や桂が多いですが、

ひと昔前まではよく銀杏も見かけました。

最近少なくなった理由は存じませんが、

偶々ネットで新品の銀杏盤が出ていましたので、

画像を保存する目的で記事にしました。





色は榧よりやや暗い印象ですね。

指した感じはどうなんでしょう。

経年によってどのように変化するかも興味深いところです。


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和象戯(将棋)駒 ~その19~

2021年09月26日 | その他の将棋
和象戯駒の「隠狐」です。

読み方は「いんこ」でいいんですかね?

鳥のインコと音は同じですが、

たぶんそれの当て字ではなく、

隠れている狐っていみでしょうね。

差し詰め忍者みたいな存在でしょうか。

前回紹介しました走兎が成ると隠狐になります。



隠狐は2種類あって、

最初から隠狐で成らない(裏面は何も書いていない)タイプもあります。

作品にするときは、判別がしやすいように源平仕上げにします。



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和象戯(将棋)駒 ~その18~

2021年09月24日 | その他の将棋
和象戯駒の「走兎」です。

読み方は「そうと」でいいですかね?

走る兎なので、素早く捕まりにくい、

ってことでしょうか。

このキーワードで調べたら、こんな画像が出てきました。



齋藤美洲さんという方の根付です。

⇒齋藤美洲根付彫刻展

あんまり強そうでは無いようです。(^^ゞ




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和象戯(将棋)駒 ~その17~

2021年09月22日 | その他の将棋
和象戯駒の「燕羽」です。

前回記事で紹介しました「鳫飛」の成駒です。

かなり強い駒なのですが、

禽将棋で「燕」は一番弱い駒だったので、

個人的にはちょっと不思議な感じがします。

意味はそのまま燕(の羽)のことでしょうね。

成駒ではない燕羽も存在しますが、

それは後日紹介いたします。





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和象戯(将棋)駒 ~その16~

2021年09月19日 | その他の将棋
和象戯駒の「鳫飛」です。

日本語で検索したら和象戯駒関連しかヒットしませんでしたが、

中国語には「雁飞(飞は飛の簡単な書き方)」とい表現があるらしく、

意味は主に「水鳥」の総称の様です。

これだけ鳥に関する駒が多いので、

和象戯は禽将棋の原型なのかと思ってしまいます。





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和象戯(将棋)駒 ~その15~

2021年09月13日 | その他の将棋
和象戯駒の「烏行」です。

読み方は「うこう」らしいです。

烏龍茶の烏、カラスですね。

真っ黒なのでカラスを忌み嫌う方もいると聞きますが、

個人的には好きな鳥です。

特に、人と同じように様に脚を交互に出して、

ペタペタと歩く様子が可愛いと思います。






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和象戯(将棋)駒 ~その14~

2021年09月10日 | その他の将棋
和象戯駒の「熊眼」です。

読み方はたぶん「ゆうがん」だと思います。

熊の手は高級食材ですが、

熊の眼は????

めちゃめちゃ鋭い!ってことなんでしょうか?

熊という字は「ゆう・ゆ」と読みますね。

おそらく静岡県人の方はすっと読めると思います。

理由はコチラ。



⇒熊野(ゆや)の長藤です。

また鬼滅の刃かよ!?って言われそうですが、

おそらくこの藤がモデルだと思います。

静岡県磐田市にあります。

まだの方は是非!

ただし、鬼の方は藤の花の毒で死にますのでご注意下さい (^^)/
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和象戯(将棋)駒 ~その13~

2021年09月08日 | その他の将棋
和象戯駒の「猛鹿」です。

あれ!? 以前同じものを紹介してませんでしたか?

と思ったあなたは素晴らしい記憶力!

以前紹介しましたのは登猿の成駒としての猛鹿ですが、

写真の大きい方の猛狼は、

成駒ではなく最初から猛鹿なんですね。

初期配置も靍玉(かくぎょく・普通の将棋でいうところの王将)の横で、

動きは普通の将棋の銀将と同じですから

かなり強くて重要な駒です。

この猛鹿が成ると、以前紹介しました「行猪」になります。

複雑すぎて既に混乱気味です (@_@) ?



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和象戯(将棋)駒 ~その12~

2021年09月06日 | その他の将棋
和象戯駒の「行猪」です。

読み方は「ぎょうちょ」でしょうか。

猛鹿の成駒です。

猪突猛進って感じですね、

鬼滅の刃に出てくる伊之助のようなイメージかと思います。

私の第二の故郷、宮崎県ではよく猪が獲れます。

おそらく害獣駆除として捕獲されたものだと思いますが、

みそ味の「牡丹鍋」にして食します。

通は、わざと体毛が付いた状態のお肉を選んで食べるのですが、

「毛」は食べないものの、、、、私はちょっと無理ですね。

最近の言葉だとジビエ料理っていうんですよね?

ちょっと癖のある豚肉のような味です。





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和象戯(将棋)駒 ~その11~

2021年09月04日 | その他の将棋
和象戯駒の「猛狼」です。

「盲犬」の成駒で、読み方は「もうろう」でしょうね。

元々猛々しい狼がさらに猛々しいのですから、

襲われたらひとたまりもないです。

先日、狼犬(狼と犬の子供?)が脱走して騒ぎになったニュースをみましたが、

現代でも意外と近くにいるんですね。

ただし、飼うには一定の条件が必要なようです。

将棋には全く関係ない話でした。




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第69期 王座戦 ~その1~

2021年09月01日 | 日向のひとりごと
永瀬王座に木村九段が挑戦する、

第69期王座戦がスタートしましたね。

70手ぐらいまでもの凄い速さで進み、

そこからはゆっくり進む様です。

今回の使用駒、木地は赤柾、書体は水無瀬、作者は、



ちょっと遠目で見難いですが、桜井掬水師ですかね?

王将に作者銘が入っているのは、少々珍しいかと思います。



いー駒です。

⇒王座戦中継サイト

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