駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

十四世名人木村書 Round3 ~その11~

2024年12月08日 | 永世名人書シリーズ
木村名人(一字)書です。

水研ぎが終わって、天日で乾燥しているところです。

このあと修正を予定していますが、

おそらくほとんどその必要はないかな、と思います。



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十四世名人木村書 Round3 ~その10~

2024年12月06日 | 永世名人書シリーズ
木村名人書(一字)です。

清安とほぼ同時に進行していまして、

漆を入れて乾燥させているところです。



一字書の源平仕上げに迷いはありません。

その理由は皆さまご承知のとおり、

成駒の誤認、特に「金と成銀」の誤認を避けるためです。

漆を十二分に乾燥させます。
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十四世名人木村書 Round3 ~その9~

2024年11月22日 | 永世名人書シリーズ
木村名人の一字書です。

久しぶりの登場ではありますが、

すでに粗彫りが終わったところです。

このあと仕上げ彫りをしますが、

バリが出にくい木地のため、

多分、それほど時間は要さないと思います。

42枚組に変更しました。


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十四世名人木村書 Round3 ~その8~

2023年12月06日 | 永世名人書シリーズ
木村名人書の龍馬です。

この字母の特徴は、表面は大人しく素朴、

裏面はハッキリと力強い。

木村義雄名人は一見好々爺、

しかし実は勝負の鬼だったという説があり、

もしそれが正しいなら、

書体にはその性格が出ていると思います。

個人的には香落上手の指し回しが好きです。
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十四世名人木村書 Round 3 ~その7~

2023年11月17日 | 永世名人書シリーズ
木村名人書です。

気分転換で、銘の字母を、

随分昔に使っていた書体に戻してみました。

銘の書体は自由で、

楷書か、軽めの行書ぐらいが好みです。

また、仕様は彫ってもいいし、埋めてもいいし、

盛上げてもいいし、書いてもいいです。

ただ、書きは使用によって剥がれることが多いので、

個人的には無し、と思ってます。

これで、表面の彫は全て終わりました。








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十四世名人木村書 Round3 ~その6~

2023年11月05日 | 永世名人書シリーズ
木村書です。

いま棋界で木村姓と言えば、

一基九段となってしまいますね。



過去、木村姓のプロ棋士は、

木村義徳九段(木村義雄名人の実子)、

木村嘉孝七段がいらっしゃいました。


駒師で有名な木村文俊氏は、

木村義雄十四世名人の実弟です。

今は、奨励会以外ほとんど指されなくなった香車落ちですが、

木村義雄十四世名人は、

香車落上手の名手としても有名です。



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十四世名人木村書 Round3 ~その5~

2023年11月02日 | 永世名人書シリーズ
久しぶりですね。

十四世名人木村義雄書(一字)の金将です。

金の最終画の横棒は、

もう少し長い方が自分好みなのですが、

そこをいじってしまうと、

木村書ではなくなってしまいますので、

そういうアレンジはしないようにしています。

柾目板目交りですが、

追い柾を含めると柾目の方が多い

木地の組み合わせです。


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十四世名人木村書 Round 3 ~その4~

2023年09月05日 | 永世名人書シリーズ
木村名人の角行、一字書です。

上手く出来ない複数の原因の一つが、

この角行ではないか、と思っています。

字母からあまり逸脱しない程度に、

アレンジして彫ってみました。

あっ、一部で線が出てないですね。

後で直します。

とりあえず、先に進みます。

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十四世名人木村書 Round 3 ~その3~

2023年09月01日 | 永世名人書シリーズ
木村名人書の飛車です。

うん、カッコいい!

この飛車は問題なし。
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十四世名人木村書 Round 3 ~その2~

2023年08月30日 | 永世名人書シリーズ
木村名人の一字書です。

後戻りできないように、

玉将から彫り始めました。

直感なのですが、

いままで木村名人書が上手く作れなかった原因は複数あり、

その原因の一つがこの玉将のような気がしています。

何処とは言えないのですが、

字母紙どおりではなく、

ちょっと変えて彫っています。

文字の「座り」が良くなった気がしますが、

他の駒とのバランスを見て、

また直すかも知れません。

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十四世名人木村書 Round 3 ~その1~

2023年08月24日 | 永世名人書シリーズ
十四世名人木村書です。

過去二回作ってますが、

どちらも不満が残ってしまった、

私にとっては苦手な書体です。

出来がかなり悪かった一回目の作品は、

戒めとして今でも手元に残しています。

木村文俊調の面長な木地を充て、

字母は一字に変更しました。

気合入れて作ります。



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一舟作 十五世名人大山康晴書 御蔵島黄楊柾目薄虎斑 彫駒

2021年04月24日 | 永世名人書シリーズ
一舟作 十五世名人大山康晴書 御蔵島黄楊柾目薄虎斑 彫駒です。

知人からの依頼でオークションへ代行出品しています。

⇒YAHOOオークション

一舟師は現在「渓山」に雅号を変えていらっしゃいます。

雅号を変えるというのは、どのようなご心境なのか、

今の私には説明できませんが、

いつか私にもそんな時が訪れるのでしょうか?

少し大きく、少し厚い木地が渓山師の駒木地の特徴ですね。

山形市内から少し離れた山の中腹に工房があり、

私が訪問させて頂いた時とお変わりなければ、

そこで作業をしていらっしゃるはずです。

薄い虎斑が上品で素敵ですね。







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中原書 ~その12~

2017年10月04日 | 永世名人書シリーズ
一旦完成としました中原書ですが、

やはり気になることは放っておけず、

作り直しています。

画像は玉将です。

主役となる駒ですので、

細かいことでも気になり、

対局に集中出来なくなっては、

道具として不合格でしょう。

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中原書 ~その11~

2017年09月08日 | 永世名人書シリーズ
中原書です。

いろいろ思うところはありますが、

とりあえず一旦完成と致しました。

やはり書家(或はそれに準じる)ではない方の

書を字母にするのは無理があると、

個人的にはそう思いました。

なんとかなる!と思ったのですが、

甘かったですね。

頭が良い人は、そんなことする前に

分かるのでしょうが、

アホな私はやってみないと気づけない。。。

寄り道はしましたが、

大きな気づきを得られましたし、

やってことは無駄にはならないと信じて。。。

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中原書 ~その10~

2017年08月23日 | 永世名人書シリーズ
中原書の最終工程です。

どうひいき目に見ても、

違和感のあった玉将と角行だけは

作り直します。

そもそも有名書家の駒字では

ありませんので、

言い訳ではなく、

目指すところが違いますが、

これも駒の楽しみ方の一つだと思います。

出来が良いものを画像コピーして、

字母紙の元と致します。

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