駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

木口杢の名作

2010年05月31日 | 将棋駒製作
ままま、まずは写真をご覧下さい。

素晴らしい作品です。

木村香順作 島黄楊 木口杢 原田書 盛上駒です。

以前オークションでお見かけし、写真だけ頂戴していました。

のっぺりした(失礼!)原田書は、小生の好みではありませんが、

この木口杢はお気に入りです。

味のある木地ですねー

ただし、作るとなったら話は別です。

こんな木地恐ろしくて遣えません。

今の技量では、とてもとても。。。。

目の保養になりました。

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盛上駒製作練習中1

2010年05月30日 | 盛上練習
盛上駒製作に初挑戦中です。

習うより慣れろ!

と言いますので、勢いで20枚ぐらいを

昨夜書いてみました。

そのまま売れる彫埋駒を一つ潰すことになるので、

何とも複雑な気持ちでした。。。。

一夜経過し、出来具合を冷静に見てみると、、、

まあ、酷いですね。全く書けていません。

なんと、線が波打っていますよー


まあ、元々センスがある人間ではないので、

彫駒・彫埋駒の製作も、現在のレベルになるまで、

普通の人の3倍ぐらい時間を要しています。

盛上もたぶんそのぐらいの時間が必要でしょう。

マトモな作品が出来るまで5年は覚悟することに

しました。

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おまけ付き 将棋駒

2010年05月29日 | 金龍・淇洲
遊びこころで作ってみました。根付です。

漆が少し滲んだ桂馬でしたが、

捨てるには忍びなく、活用法を考えてみました。

携帯電話のストラップなんかにいかがでしょう?

結構おしゃれ??

「桂馬跳び」は、ステップアップが著しい様を表す

前向きな表現ですよね。

左馬もいいけど、桂馬もなかなか縁起良さそうです。

このままオマケとして付けることにしました。

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リサイクル駒2 完成です!

2010年05月28日 | リサイクル駒
数回に分けてお伝えしてきましたリサイクル駒です。

ようやく完成です。

見違える程!とまでは行かないものの、

遣って恥ずかしくないレベルまでは修復できた様です。

駒木地の厚さや大きさにバラツキがありますが、

面取りと軽めの磨きを施したので、

顔つきが良くなった様に見えますね。

<修復前>


改めて内容を確認してみましょう。

木地はシャム黄楊の彫駒、

書体はやや簡略型ではありますが、

山形県が生んだ偉人「竹内淇洲書」です。

作者はおそらく「光山」と読むのでしょう。

手彫りです。

数十年前、天童市が華やかだったころ、

沢山の職人さん達によって、量産されたうちの一組

だと思われます。

嫁ぎ先をオークションで探します(いるかなぁ?)。

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金龍書 島黄楊 板目 彫駒 

2010年05月27日 | 金龍・淇洲
修正を行ったため再掲になってしまいました、

金龍書 島黄楊 板目 彫駒です。

修正した例の桂馬は、、、、、、

写真左側で何食わぬ顔をして並んでいます。


通常板目木地は、柾目木地に混在してるケースが殆ど、

つまり、柾目木地の一部がやむなく板目になっている

状態が多いです。

この作品は、板目の中でも割と主張の強い木地を

選りすぐり、「オール板目」にしています。

柾目はもちろん、杢っぽい木地なども一切

入れていません。「純粋板目」です。

その価値は、ご覧になる方によって変わるでしょう。

小生は面白いと思っておりますが。。。。

全く評価されないかも知れません。

作品は、9月に予定しております展示即売会行きと

なりました。

ありがとうございました。

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直子さん復活ですね。

2010年05月26日 | 日向のひとりごと
つい先ほど、この事実を知りました。

いつもながら情報が遅い日向です。

LPSAの大会に出るのですね。

賛否はいろいろなのでしょうが、

出場された事がよいキッカケになってくれたら

良いと思います。

引退されてから、15年も経っていたとは知りませんでした。

騒動の原因は小生の知るところではありませんが、

この方も被害者の一人だったような気がします。

この大会、勝っても負けても話題の中心ですね。

注目したいと思います。

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一舟先生のこと

2010年05月25日 | 将棋駒製作
現在出品中の一舟作彫駒です。

既に幾人かの方々からご入札を頂戴しており、

この場を借りて感謝申し上げます。

**********************

一舟先生にはお会いしたことはありません。

また、お話ししたこともありません。

ご縁はこの駒だけです。


その昔先生は、天童で大活躍をされていたとお聞きしました。

しかし、小生が駒づくりの世界に入った時の一舟先生は、

伝統工芸師を返上され、雌伏されていた時期でした。

そんな時期にご縁があり、この駒に出会いました。

熟慮の末に購入を決めた時、知人に

「そんな価値の無いものやめとけ」

と言われたのを今でもはっきり覚えています。

当時の一舟先生に対する評価はそんな感じでした。

印刀を置いたはずの一舟師が、どんな気持ちで、

またどんな状況でこの作品を連盟に持ち込んだのかは、

小生の知るところではありません。

故に勝手な想像ですが、所々に出ている漆の滲みは、

当時の一舟先生の苦悩の現れだと思いました。

作品は駒師の状態を映す鏡のようなもので、

彫の技術以外に、そういうことを教えてくれた作品です。

一舟先生が復活されなければ、ずっとそのまま

持っているつもりでしたが、そうならなくて良かったです。

これから盛上駒にも挑戦しますので、今後も

いろいろ参考にさせて頂くつもりです。

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修正中です。金龍書の桂馬。

2010年05月24日 | 金龍・淇洲
ようやく重い腰を上げて修正に取り掛かりました、

島黄楊・金龍書・彫駒です。

将棋の駒は、1枚でも欠けると道具としての機能を

失ってしまいます。

そんなことを考えながら、気乗りしない作業ですが、

やっています。

駒づくりは技術力以外に、忍耐力と集中力が問われます。

小生の様に忍耐力が乏しい人間は、

いつまで経っても修業中になってしまうのでしょうね。

こういう状況の時は、体を動かして気分をリフレッシュ

するのが小生流です。

気力の源は体力ですよね。

ちょっと出かけてきます。

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六清書 Round 1 ~その1~

2010年05月23日 | 隷書(無剣・六清・三田玉枝・阪田好等)
作るかどうかまだ決めていませんが、

一度やってみたいと思っている書体がこれです。

「六清書」といいます。

実に華やかな書体です。

書の主は「荒川晃石師」とお聞きしています。

世の中には、こんな素敵な字を書くことができる方が

いらっしゃるんですねー  敬服致します。

字母紙は師匠ではなく、某有名駒師の方がお使いのものを、

お譲り頂きました。

ご覧のとおり、非常に細かい書体ですので、

相当苦労するでしょう。

でも、やってみたいですね。

似合う木地を頭の中で探しています。。。

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深彫の仕方

2010年05月22日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
現在製作中の蜀紅書です。

太字書体ですので、彫る部分が多く、

また、深彫りが基本と言われていますので、

結構な手間がかかっています。

連結の写真、皆様から向かって左側からご覧下さい。

桂馬ですが、太い部分はエッジを彫る前に、

内側を先に処理しています。

小生はこのやり方が一番良いと思っていますが、

駒師によってやり方はそれぞれです。

右側の写真は「粗彫り」が終わったところです。

現在表面を彫っていますが、終わったのは、

飛車・角行と桂馬が3枚です。

このペースでは。。。完成は何時になるやら。。。

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リサイクル駒2 光山作 淇洲書 2

2010年05月21日 | リサイクル駒
ぼちぼち進めていますリサイクル駒です。

本来作業の合間に、気分転換でやっています。

数枚の駒を横から撮影しました。

そうですね。すごい段差がありますね。

手前の金将と奥の銀将で、厚みがこんなに違います。

昔の木地づくりは今のような方法ではなく、

斧の様な刃物で断裁していたと聞きました。

当然、それで精度は出ませんが、これは

仕方がないことです。

とはいうものの、リサイクルするに当たっては、

ある程度駒形を揃えておかなければならないでしょう。

どうやって調整するか、腕の見せ所です!

というか、ある程度作り直しですかね。。。

新に命を吹き込むのも結構大変です。。。

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4タテでしたね、名人戦。

2010年05月20日 | 日向のひとりごと
昨日のことですから、もうご存知の方も多いでしょう。

名人戦、最短日程で終わってしまいましたね。

見方はいろいろあると思いますが、

羽生名人のハートはいつに無く燃えていたと思います。

三浦八段と言えば、無敵だった羽生七冠から棋聖位を

奪った憎い相手ですよね。

フルセットで防衛しては、過去の借りは返せないと

羽生名人は思っていたのではないでしょうか?

三浦八段が勝てる局面は何度もあったにもかかわらず、

ことごとく羽生名人の冴え渡った逆転術に

翻弄されていた印象を受けました。

戦前から将棋を徹底的に研究されていたのは、

羽生名人ではなく、三浦八段だった様な気がします。

得意戦型で、圧倒的な格の違いを見せつけられた三浦八段は、

暫く羽生名人に勝てる気はしないでしょうね。

羽生名人に、大山康晴十五世名人の姿がダブって見えるのは

小生だけでしょうか?

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滲んでしまいました。。。

2010年05月19日 | 金龍・淇洲
先日完成しました金龍書です。

完成宣言したのですが、やはり取り消しです。

ご覧のとおり桂馬の一部に「滲み」が出ています。

うーん。。。。。凹みますねー

あれほど目止めを十分していたはずなのに、

何故この部分だけ滲むかなぁ~?

滲みは、どうやっても取れませんので、

この桂馬のみ作り直しです。

ただ、今の気持ちのまま作業に入ると、

再び失敗するので、この駒は暫く放置です。

忘れた頃、あるいは気分の良い時に

作業再開します。

いつまでたっても修業中です。。。

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名人戦第四局

2010年05月18日 | 日向のひとりごと
いよいよ明日ですね。名人戦第四局。

今までの予想は的中です! 

戦前の予想は4-1で羽生名人防衛なので、

次は三浦八段の勝ち!と言いたいところですが、

将棋の内容を見ると、このまま名人が押し切りそうですね。

ここまでの将棋、三浦八段にも勝ち筋が何度かあったのに、

残念ながら勝ち筋を逃していますね。

勝負弱い小生が言うのもなんですが、

勝負って、そのなんというか、、流れのようなものがあって、

それを逃すと、、、、駄目な様な気がします。

三浦八段が上手く開き直っても、

やはり羽生名人には勝てない気がしてきました。。。

うーん、予想がハズレてしまう。。。

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平成22年度春季関東大学リーグ 速報2

2010年05月17日 | 日向のひとりごと
数多くの熱戦が繰り広げられた関東リーグですが、

勝敗が決まりました。

優勝  東京大学

準優勝 早稲田大学

3位  慶応大学

4位  日本大学

5位  一橋大学

6位  埼玉大学

7位  千葉大学(降級)

8位  神奈川大学(降級)

選手層が厚い東京大学の圧勝でした。

7人対抗なのですが、東京大学のメンバーは、

七将でも、24レート2400点ぐらいとの噂です。

無敵ですね。

次回の開催は秋です。またお届けできればと思います。

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