駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

駒師の麻雀 ~その50~

2023年11月28日 | 麻雀
国士無双です。

勢いが止まらないですね。

四麻ではこんなこと滅多に起きませんが、

三麻では、運がちょっと偏っただけで、

こういうことになります。

三麻の醍醐味は高打点にあると思います。

ただし、国士無双だけは最初から

ちゃんと狙わないと成就しない役満かと思います。

この国士無双を和了した時の配牌は、

一九字牌が8枚、第一自摸で9枚になりましたが、

他家が北出しをしていましたので、

九種九牌で流せませんでした。

やむなく国士に進んだ経緯にありますが、

それでも、やはり狙わないと和了できない役です。

最後は「北出し」への槍槓みたいな和了になりました。

天鳳でも、雀魂でも無料でプレイできます。

おすすめです。
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駒師の麻雀 ~その49~

2023年11月23日 | 麻雀
ツイてますね、今度は四暗刻です。

自摸なので24,000点、

三倍満と同じ点数になっちゃいましたが、

対面の方が「箱割れ」で終了したので、

展開もツイてます。

ところで、「箱割れ」とか「箱下」って、

普通に言ってますけど、

最初に聞いた時は不思議だな、と思いましたね。

今は全自動卓やネット麻雀が完全に主流を占めてますが、

昔は自宅などで手積みプレイすることの方が多かったです。

麻雀の牌は萬子、筒子、索子、字牌ごとに、

浅い箱皿の様な容器に入って収納されていますが、

プレー中はその浅い箱皿が点棒入れになります。

一般的には25,000点ずつ持ってスタートしますので、

25,000点のことを箱といい、

合計で25,000点以上マイナスすることを、

箱割れとか箱下、或いは単に箱って言います。
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六清書 Round 2 ~その1~

2023年11月20日 | 隷書(無剣・六清・三田玉枝・阪田好等)
お客様からオーダーを頂戴しました六清書です。

木地は中国黄楊赤銀目杢とのことです。

一口に中国黄楊と言いましても、

広大な国土を持つ中国ですので、

同じ黄楊でも質が全然違います。



個人的な印象ですが、

北方で採れた黄楊は茶系が多く、目詰まっていて重く、

南方で採れた黄楊は白色系で軽い感じ、

この木地は前者でしょうね。

彫刻刀を研ぎ直してから作業に入ります。
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駒師の麻雀 ~その48~

2023年11月18日 | 麻雀
長いスランプを抜けたら、

なんだかツキが凄い事になってまして、

ここ一週間で役満を3回も和了しています。

ただし、順位取り麻雀は、

10万点のトップも、4万点のトップもその価値は変わりませんので、

せっかくの役満も、ラスを1回引けばチャラです。

ちなみに冒頭の大三元は24,000点となっていますが、

間違いではありません。

これは自模り損ルールと言いまして、

出和了すれば32,000点なのですが、

子が自摸和了した場合は、

親から16,000点、

もう一人の子から8,000点を貰うので、

こうなるんです。

役満以外の高い手もたくさん飛び出すのが

三麻の面白さの一つと言えそうです。



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十四世名人木村書 Round 3 ~その7~

2023年11月17日 | 永世名人書シリーズ
木村名人書です。

気分転換で、銘の字母を、

随分昔に使っていた書体に戻してみました。

銘の書体は自由で、

楷書か、軽めの行書ぐらいが好みです。

また、仕様は彫ってもいいし、埋めてもいいし、

盛上げてもいいし、書いてもいいです。

ただ、書きは使用によって剥がれることが多いので、

個人的には無し、と思ってます。

これで、表面の彫は全て終わりました。








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駒師の麻雀 ~その47~

2023年11月15日 | 麻雀
四麻に比べると

運の要素が大きい三麻ですので、

こういうことが起きます。

人生初のダブル役満、

字一色・小四喜でした。

これが三麻の魅力とは思いますが、

このトップを取る前まで、

21半荘ノートップで、

三段まで落ちています。

打ち方は変えてませんが、

あまりにも勝てないので、

「どこかで、凄いの来るな。」

って思いながら打ってました。

ただし、こんな大きな手を和了しても、

順位取り麻雀ですから、

単なる1トップに過ぎません。

ここから反転できるかが大事かと思います。




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清安 Round 1+1 ~その25~

2023年11月12日 | 安清、清安、源兵衛清安、宗歩好
二字の方の清安の龍馬です。

彫り駒の字は三次元(縦・横・厚(深さ))ですので、

ただ単に字母紙をなぞって彫れば、

ればそれで良いとはなりません。



早彫りを強調する方が居ますが、

何の意味があるんだろう?

って思います。

だって、スピードなら彫刻機に勝てませんので。






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駒師の麻雀 ~その46~

2023年11月09日 | 麻雀
天鳳での競技麻雀は続けています。

四麻は七段で安定してますが、

三麻は四段で低迷しています。

思考が将棋ベースなんですかね?

運の要素が大きい三麻は正直苦手です。

苦手ではありますが、

試行錯誤を繰り返すところに、

面白さがありますね。

三麻は段位に固執せず、

上手くなることを目指します。

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使用後の木地の変化について ~その1~

2023年11月07日 | 将棋駒製作
ハチワンダイningバーさんでお使い頂いております、

山上作の錦旗書・彫埋め駒です。

使用後の状態を確認しましたところ、

桂馬2枚が湾曲してました。

画像中央2枚の桂馬ですが、

成桂馬側に向かって、

両側が湾曲しているのが、

お分かりになるでしょうか。

主たる原因は湿気だと思いますが、

天然木を使用している以上、

仕方の無い現象です。

しかし、実際に自分が所有している駒が、

この様に変化したのは初めてで、

これは研究材料になります。

ハチワンダイningバーさんで、

拙作をご使用いただけるのは、

11月末までとなります。

研究にご協力頂きました皆様に、

この場をかりて感謝申し上げます。
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十四世名人木村書 Round3 ~その6~

2023年11月05日 | 永世名人書シリーズ
木村書です。

いま棋界で木村姓と言えば、

一基九段となってしまいますね。



過去、木村姓のプロ棋士は、

木村義徳九段(木村義雄名人の実子)、

木村嘉孝七段がいらっしゃいました。


駒師で有名な木村文俊氏は、

木村義雄十四世名人の実弟です。

今は、奨励会以外ほとんど指されなくなった香車落ちですが、

木村義雄十四世名人は、

香車落上手の名手としても有名です。



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十四世名人木村書 Round3 ~その5~

2023年11月02日 | 永世名人書シリーズ
久しぶりですね。

十四世名人木村義雄書(一字)の金将です。

金の最終画の横棒は、

もう少し長い方が自分好みなのですが、

そこをいじってしまうと、

木村書ではなくなってしまいますので、

そういうアレンジはしないようにしています。

柾目板目交りですが、

追い柾を含めると柾目の方が多い

木地の組み合わせです。


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