駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

淇洲書 ~その3~

2011年02月20日 | 金龍・淇洲
全ての字母紙を貼り終えました淇洲書です。

木に紙を貼るだけの一見簡単な作業ですが、

実は結構面倒です。

油断すると、ズレたまま貼り付いてしまいます。

ライトで透かしながら、位置を確認しています。

しかし、淇洲書はいい書体ですね~

水無瀬や錦旗よりも断然カッコイイと

思うのですが。。。。。

まっ、それは好みの問題ですね。

ところで、淇洲書は別名「錦旗」と呼ばれるそうです。

いつものというか普通の錦旗とは別物としてです。

13世名人の関根金次郎氏が七段の時、

淇洲書の駒を譲り受け、その直後から快進撃が始まり、

名人になったそうです。

無敗の様子が錦の御旗を掲げて戦う官軍の様であり、

そこから錦旗と呼ばれる様になったとのことです。

縁起の良い駒としても有名です。

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