<ソビエト連邦時代のジョージア(グルジア)で1986年に製作され世界中で
カルト的人気を集めたSFコメディ「不思議惑星キン・ザ・ザ」を、
ゲオルギー・ダネリア監督が自らの手でアニメ映画化。社会主義体制の中で
製作された実写版を、レトロ感が漂いつつも未来を感じさせる
アニメに再構築。大きな変革の波にある現代ロシアを戯画化して描き出す。
有名チェリストのチジョフとDJ志望の青年トリクは、雪に覆われたモスクワの大通りでパジャマ姿の異星人と遭遇し、キン・ザ・ザ星雲の惑星プリュクに
ワープしてしまう。そこは見渡す限りの砂漠が広がり、身に着けるズボンの
色によって階級が分かれる場所だった。「クー!」という言葉で会話する
異星人たちを相手に、地球に帰るべく奮闘を続ける2人だったが・・・
ロシアのアニメと知って借りたが意外に面白かった。
地球人と異星人のコミカルな感じが、意外にもロシアの風刺を描いて
いるのかな~と感じた。
お金はないが何かしら持ち合わせていたので、その時々に異星人に渡して、
地球へ帰ることを奮闘していく姿が滑稽だった。
お金のことで円、ユーロ、ドルもあるとかで、チェリストが言っていたが・・・
(翻訳した方が日本語でわかるようにしたのだろうが・・・そこは笑ったね)
後、数字は1ワン、2ツー、3スリーって英語じゃん。
ロシア語の数字読みは英語なの?(苦笑)
移動手段の乗り物がユニークだった。ロケットでもないし、円柱系で中が
2階式になっているようだった。変わったロボットもしゃべっていたし・・・
チェエロリストはチェロを何回か奪われたが、必ず自分の所に戻ってくるって
少々出来すぎかな~😀
地球の番号を調べるのに髪の毛を提示していた。
チェロリストの髪の毛臭いが強かったので反応しなかった機械😀
若いトリクの髪の毛はシャンプー剤だけだったので数値が出て・・・
しかし着いた場所は別の星で特殊なマスクをしていないと危ない。
チェロリストはもう諦めてその星で死のうとさへ思い始め、外へ出る。
トリクもマスクを外して横たわった。
気がつくとコンサートの帰り道。トリクと出会った時に戻っていたが、
パトカー(?)の赤色灯を見て二人で両手を左右に広げて「クー!」と
叫んでいた。 最後も面白くまとめていた。
アニメは国境を越えるんだね。面白い作品は面白いということで評価したい。