陽炎日記

日々の出来事を中心に綴ってます。

「破壊」漫画(イーストプレス社)を読んで…

2024-12-11 12:00:09 | Weblog
 先日見た映画を漫画で読む。
最後は映画と同じ子供たちと別れのシーンだ。
最後に丑松の言葉「鳥のように自由だ」と書かれていた。

映画よりえげつない場面もあった。
志保さん、じつはせっかく養女として大切に育ててもらていったのに、
そこの住職が志保さんを手ごめにしていた。いくら元士族のお嬢様といえ、
食っちゃうとはね~💦(A宮様もそのたぐいだから。今は知らないけれど…)

もともと「被差別部落」を統治するために発明した功名な身分制度を作り、
一番醜い制度のために、そこで暮らす人々は苦しみ続けた。
その身分を絶対あかしたら、村人、町人、普通の暮らしをしている人々から、
差別を強いられてきた。どこにも行けない状態なのだ。

しかし丑松は出自をあかさずに生きてきたが、ひょんなことから出自が
バレた。いつか自分も迫害を受けるだろうという葛藤は怖いだろう。
しかしそれがなんだ、自分も人間だ。と立ち直ったのは思想家の
猪子蓮太郎のおかげだった。
小学校の先生にもなって、子供たちには明るく接していて、いい先生なのだ。
しかしやはり追い詰められ、自らの出自を子供たちにあかす。
自分は死ぬつもりで雪の中をさまよい続けるが、銀之助が探しに来てくれて
命は助かった。志保や寺の住職なども一緒に探しに来てくれた。
学校の子供たちも…

まっすぐな気持ちがすてきだな~と思ったしだいです。
だから被差別部落が出身だからと言って差別はいけないのですという意味。
心を豊かにすることが大事だということを島崎藤村は言ってたんですね。
志保さんもすてきな人です。
現在世の中も差別をしていると思う。〇〇だから、△△だからと
決めつけるそういう風潮はよくないとは思う。応用に考えていけば
いいだけの話。
もう一つ、差別と区別は違います。それだけは言っておきたい。

私の中に(差別的発言)そういうことがあったら
許してほしいです。世の中理不尽なことが多いので、やったらめったら
怒ってばかりです。いい世の中になってほしいと願っています。
心を豊かにしていきましょう。
コメント
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