新年度開始

今日から新年度。花粉でかなり意欲が減退しておりますが、
月曜からは張り切っていきます！

仕事始めは、「コンクリートテクノ」という雑誌の原稿仕上げ。
５月号に、「高炉スラグ微粉末を含むコンクリートの知られていないひび割れ発生要因」
と題した論説が掲載されます。

私の生涯を通した使命の一つに、「技術を分かりやすい言葉で面白く伝える」、
ということがあると自覚しています。今回の原稿もそういうスタンスを
心がけました。

いずれ、本を書きたいと思ってますが、もちろんそういうスタンスで
面白いものを書きたいと思います。

時代背景？

黒四ダムの見学に行こうと思っているので、
プロジェクトXの黒四ダムのDVDを見た。以前にも見たことはあったけど、
国家プロジェクトのすさまじさと、逼迫した時代背景のすごさ、その中で
命がけの技術者の思いに感じ入った。

最近の自分の日記で、子供を育てることの貴さと、それと相対化した仕事に
関する思いを書いた。黒部の人たちの覚悟と比べたら、自分の仕事に対する
姿勢は甘っちょろいと言わざるを得ない。
が、それは時代背景があると思う。仕事に文字通り命をかけた時代と、
今は家庭で平気で殺人が起こる時代。家庭を犠牲にして仕事に打込む人が
今はいいとは私は思わない。

しっかりした家族を築き、その上で社会に貢献する。この当たり前のことを
きちんと実践することは、今の世の中では簡単なことではない。
そもそもモチベーションを持つことができないで悩んでいる人が
たくさんいるのが現状。私はその当たり前のことをきちんと実践し、
それを学生に伝えていくことで、教育者としての責務を果たしたい。