細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

後期開始

2008-10-04 18:32:45 | 教育のこと
 もうすぐ、Sheraton Kampalaを出発して、日本へ戻ります。昼前に、プールで泳いで体をほぐしてきました。エンテベ-アディスアベバ-ドバイ-関西空港-羽田で総時間は約22時間です。超長旅なので、なるべくリラックスできるように、いろいろと装備しています。

 現在は体に疲れも残っておらず万全ですが、帰国したらさすがに疲れるでしょうか。日曜の夜8時過ぎに羽田に着いて、翌朝から後期開始です。なるべく疲れが残らないように、飛行機ではリラックスに徹します。

 さて、いよいよ後期が開始です。完全に気持ちがリフレッシュできてますので、全力で臨みます。研究と教育それぞれに全力で臨みます。もっとも力を入れようと思っているのは、当然ですが、研究室の学生の指導です。これまでよりもさらに指導に力を入れようと思っています。私もベストを尽くしますので、学生も全力で真向勝負で来てくれることを望みます。

 毎年、10月が始まると、全力で過ごしているうちに気がつけば3月を迎えます。この5ヶ月間がもっとも大切で、3月になったころには、いろいろな知見を身に付けていることと思います。また、学生たちは自分のいろんな力が伸びたことを実感できるものと思います。彼らと一緒に楽しみたいと思います。

表敬訪問

2008-10-04 15:00:28 | 人生論
 マケレレ大学での講義の前に、ポールさんのお母さんの家を訪れました。お母さんの妹さんと二人で我々を歓迎していただきました。フレッシュなフルーツ、ジュースなども含む豪華な朝食を食べながら団欒した後、ノートPCを使って日本のこと、横浜国大のことをご説明しました。とても喜んでいただきました。

 学生のころから留学生には好かれていたのですが、その特徴はこういう海外での滞在に大活躍します。ポールさんの友人のジョナサンも、結局毎日私と行動をともにすることになりました。彼はゼネコンマンで、現在支払いを受けるために都心にいるそうです。その後、現場に戻るようです。

 現在の私は個人でどこででも行動できます。特にアフリカのように日本と違う環境に立つと、私は日本の代表選手と認識されます。そういう目で見られます。そのときに、どういう情報を彼らに伝えることができるか。それがその人の価値を決めます。何も日本のことを知らない人、日本とアフリカを比較して論じる力のない人、はまず相手にされません。また、雑談においてもその人の人格はにじみ出ますから、ユーモアも大事だし、雑学も大事です。通訳がいれば別ですが、やはり英語でのコミュニケーションは前提条件でしょう。若い人たちも、海外で活躍したいと思ったら、自らをいくら磨いても足りないくらいです。がんばってください。

マケレレ大学で講義

2008-10-04 12:58:57 | 教育のこと
 今回の滞在のメインイベントの、マケレレ大学での講義を昨日行いました。2時間でしたが、あっという間でした。ものすごい数の聴衆で、100名以上はいたように思います。マイクなし、なので、最後は声が少し枯れてきましたが、全力で講義をしました。質問もたくさんいただき、講義が終わった後もくらいついてくる学生もいて、私も大変満足しました。

 マケレレ大学で構造や材料を教えている先生からも4つも質問をいただき、講義のあとに実験室を案内してもらいました。彼らの教育、研究にも大いに助力できそうで、彼らもそれを切実に望んでいました。

 アフリカの一流大学での講義はもちろん初めてでしたが、ものすごくエキサイティングでした。やはり、私は骨の髄まで教師なのだと再認識しました。