細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

訳してまで

2010-11-17 19:25:21 | 人生論
今日の昼,パキスタンからの留学生のサリームさんと立ち話をしていました。

雑談だったのですが,私のHPの話になり,パキスタンのラホーレ大学の関係者が私の日記を読んでいるそうです。直接は,我々の研究室にいるサリームさんとウスマンさんのコンビと,他の研究室にいる留学生(すべてラホーレ大学から)しか知りませんが,彼らも読んでいるようだし,ラホーレ大学の次の留学を目指す研究者の中にも読んでいる人たちがいるようです。

「日本語でしょ?読めるの?」と聞いたら,グーグルの翻訳ソフトで大体の意味は分かるそうです。先生のphilosophyが分かる,と言ってました。

いやはやすごい時代になったものです。かつては,英語でブログも書かなきゃなあとか思った時期もあったのですが,日本語で書いていれば読みたい人は勝手に翻訳して読むのですね。(先ほど私のある記事をgoogleのソフトで訳してみましたが,ひどい英文でした。大体の意味は分かりますが。ソフトが低レベルなのか,私の日本語がひどいのか。まあ両方でしょうが,これは日記ですからね。)

もはやいろんな方々から,しかも想像もしない方面からも,私の考えは見られているようですので,なおさら開き直ってまっすぐに進んでいこうと思います。

留学生からはとても尊敬されているのが伝わるので,仕事がやりやすいです。

日本人学生は全く尊敬してくれません(嘘です)。

教師と学生の関係についてはいろんな考え方があると思いますが,やはり私は教師は尊敬されるべき存在であるべきと思います。その上で,学生は自分の師匠を乗り越えていけばよいのです。尊敬できる師匠を乗り越えていくのは並大抵な努力では無理ですが,その関係こそが大事なのだと私は思います。

こわい,人たち

2010-11-17 06:18:50 | 研究のこと
昨日は335委員会(表層品質の検査システム)の主査幹事会でした。14:00-18:00。ほぼずっとトップギアの議論でした。ちなみに午前は示方書の維持管理編の改訂部会。

この主査幹事会のメンバーは,コンクリート工学の耐久性の分野の気鋭の研究者,技術者が集っていますが,まあすごい議論が飛び交います。私もその中心で頭をフル回転させて情報発信し,クリエイティブな議論に貢献しようと努力しています。

どんどんと進化していくので,しかもそれがチームとして進化していくので,端(はた)から見ているとこわい,かもと思います。とどまるつもりもないし,さらに火をつけるために「示方書勉強会」も2011年1月8日から再開します。

閉じこもった議論をしていれば,間違った方向に行く危険性もはらんでいますが,各メンバーはそれぞれのコミュニティをどんどんと拡大しており,それらの情報も踏まえて議論し,学んで成長して行っています。

こわい人たちではあるのですが,何のためにそういうことをしているかを常に意識して,周囲へのフィードバック,貢献をできるよう努力すべきと思っています。我が国がよくなるため,です。