いろいろと事情がありまして,21日(土)~23日(月)の早朝まで,広島県の福山の鞆の浦におりました。宿泊したのは,「さくらホーム」という老人ホームで,何とあの,崖の上のポニョの老人ホームのモデルとなったところです。その老人ホームの離れに2泊しました。
2日間ほど,普段のコンクリート関係の仕事ではありませんでしたが,地域の人のつながり,歴史,文化,地域一体の介護,防災などの観点から,鞆の浦をディープに学ばせていただきました。
鞆の浦は,坂本龍馬がいろは丸事件で紀州藩と談判した場所としても知られていますが,非常に古くから歴史と文化を育んだ場所,ということすら知りませんでした。江戸時代の街並み,人情がここには残っています。
びっくりするぐらいの数の社寺があり,仏教のほぼすべての宗派のお寺がある,だとか。京都以外にこれほどの社寺がひしめき合っているところは他に知らない,私をここに誘った木谷正道さんは言ってました。 なぜ,そうなったのか,は私はいろいろと教えていただきましたが,とても興味深いので,また私の周囲には伝えます。
その鞆の浦の主要人物たちとも懇意になり,今後も何度か行くことになるかもしれません。さくらホームの代表者の羽田富美江さんともとても仲良しになりました。みんながファンになる方だそうですが,とても素敵な女性でした。
「土木」の観点で言うと,埋立てと架橋問題で裁判にまでなってしまった,非常に難しい経緯を抱えた地域でもあります。
とにかく, 一つの記事にまとめられないような,面白い体験をしてきました。また,私の日常にもフィードバックしていきたいと思います。