3月20日に、日経BPから「新設コンクリート革命」が発刊されます。熱血ドボ研2030の著書です。予約販売も受付中ですので、ぜひご購入ください!
ちなみに、Amazonでも予約販売しているようです。。。
石田先生は講義で使う予定だそうですが、ゼネコン、発注者、材料メーカー・製造者、学、等々の中堅若手(ベテランももちろん!)に広く読んでいただけるとありがたいです。廣井勇先生、吉田徳次郎先生、仁杉巖先生らのコンクリート構造物の品質、耐久性に対する哲学も第一部2でしっかりと触れています(その部分は私が書きました)ので、乞うご期待!
また、品質確保、耐久性確保の最前線で活躍するエンジニアたちのインタビューも包含されています。
熱血ドボ研はエンジニアだけの集団ではなく、マスコミの方々も仲間です。そもそも、熱血ドボ研2030とは何なのかも、この著書に書かれています。熱血ドボ研2030は女性の割合が多く、マスコミの方々も全員、本著の中でコラムを執筆していますので、色々な観点で読み応えがあろうかと思います。
今日は2月5日(日)ですが、研究室の冬合宿です。
2009年12月に初めての冬合宿を三崎で実施しました。その後、時期を2月上旬に移しましたが、今年で8回目になろうかと思います。何事も、信念を持って始めたらしつこくやり続ける。開始以降、ずっと三崎の同じ旅館でやってきましたが、昨年は場所を変更して、足柄です。今年も引き続き、足柄で開催です。必要条件は、温泉。
夏合宿は二泊三日で、良質の見学会を日中に重ねる、という内容です。一方、冬合宿は朝から夕方まで修論生と卒論生のゼミ。日本人学生が全員参加です。最終審査を約1週間後に控えた修士2年は質疑を含めて35分。月末に最終審査の4年生は20分程度です。その後、夕食、お風呂、深夜までの懇親会。
近年は研究室OBOGも冬合宿に参加してくれるようになり、今日はOBOG総勢5名が参加で、2名の若手男子OBは宿泊も付き合ってくれます。少しずつ、研究室の文化の一つになってきてるようにも感じます。
昨日の土曜日、研究室全員に送ったメールです。
「細田です。
明日の冬合宿で発表する人たちは準備を頑張っているものと思います。以下、いくつかアドバイスします。
1. 発表後、十分な質の高い議論ができるよう、議論のために必要な情報(実験条件、解析条件等)は正確に伝えてください。前提条件の情報が十分でなしに、結果だけ見せられても、議論のしようがありません。
2. 得られた結果を見せるのはあくまで第一ステップ。「こういう結果が得られました」、の次に、「So, what ?」を常に心がけて情報発信してください。その結果が得られたから、何がどうなるのですか?何の意味があるのですか?この第二ステップの情報発信まで踏み込めるかどうかが、自分のやっていることの本質を理解しているか、常に研究の目的と手段を結び付けて考えているか、の試金石になります。
通常研究室のゼミ発表では、このレベルで情報発信できている人はあまりいません。
3. 他の学生の発表に対しても、質問をできるように聴講してください。先ほどの、So, what ?につながりますが、日常的にSo, what? を行っている人でないと、自分の行動に対してもそのように問いかけることはできません。問いかけることができなければ、2.も自動的にできないことになります。だから、質問をするように、といつも指導しているのですが、その真意まで理解した人はいますか?
私はほぼ日常的に、So, what ?を行っています。だから、私が講演するとき、講義するときは、常に目的と手段が意識された発言になっているかと思います。
以上の観点で内容のある冬合宿(日中)になることを期待します。」
もちろん、夜はバカ騒ぎです。