細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

東北行脚

2017-02-24 14:26:47 | 研究のこと

しばらく日記が途絶えてしまいましたが、東北行脚中です。

今回は23~24日に 気仙沼、釜石、福島と移動する行程ですが、濃厚な出張となっています。

また写真付きでレポートしようと思いますが、気仙沼では津波防潮堤の工事現場を2件、見学しました。3月3日に津波防災のセミナーがあるので、学んだことをそこで発表します。それぞれ、130億、90億円程度の巨大事業で、スケールの大きさに圧倒され、また、工事の難しさがよく分かりました。 気仙沼も復興が進んできており、すさまじい状況になっておりました。

23日の夜は釜石で懇親会。復興道路の多くの同志たちが集まってくれ、盛大な懇親会となりました。

翌24日の午前は、釜石でインタビュー2件。遠野市に本社のあるテラ、という会社の菊池さんにインタビュー。前日の懇親会でも盛り上がっていたため、いろんな視点でお話を聴くことができ、貴重なインタビューになったのではないかと思います。地元でもとても信頼されている会社のようですが、復興道路でも大活躍されています。

午前のもう1件のインタビューは、西松建設の河内さん。私にトンネルのいろんなことを教えてくださった方ですが、情熱、哲学に溢れたインタビューになったと思います。やはり、私とも目指す方向や価値観が似ていると感じました。これらのインタビューは、そのうち、道路構造物ジャーナルネットの「品質確保物語」に掲載されますので、乞うご期待です。

釜石からレンタカーで北上に移動し、レンタカーを乗り捨てて、東北新幹線で福島へ向かっている最中です。

福島河川国道事務所では、発注者のスーパーエンジニアのお二人にお話を伺います。工務第二課の小山田課長と、佐藤正監督官です。このお二人からもどんなお話が聞けるのか、ワクワクしています。

明日25~26日は前期入試対応。28日が卒業論文の審査会なので、この時期に弾丸東北出張を詰め込むのは、仕事のスケジューリング上は苦しいのですが、この時期に来て良かったと感じています。4月以降のH29年度への東北への種まきも少しできたように思います。

いろいろと滞っている仕事もありますが、本日、帰宅後から対応を開始します。しばしお待ちください。