3連休中、テレビ討論番組の「日本強靭化会議」を興味深く拝聴しました。腐りきった、とも言える日本の惨状を改めて理解するとともに、絶望的な状況の中でどう振舞うべきか、今一度考えさせられました。この会議の中でも言及されていますが、徹底的に痛めつけられた大学の再生は、我が国にとって極めて意義の大きいことであることも腑に落ちました。なるべく多くの国民が真実を知る、しか変わる方法はないと思います。
まさに、貧すれば鈍する。先行きに希望の持てない状況では、ネガティブスパイラルになります。
3連休の初日には、横浜国立大学の土木工学教室の将来検討会議を行いました。都合の付く教員たちが集まって、将来のための議論を行いました。貧すれば鈍する、ですが、その中ででき得る方策をポジティブに議論しました。研究・教育資金の調達についてもアイディアが出ましたので、どこまで抵抗できるか分かりませんが、ネガティブスパイラルの中で少しでも研究・教育のレベルを維持できればと思います。
心身も同じ。
今年度は9月18日から秋学期の繁忙期に向けて節制モードに入りました。今朝は、9日連続で朝の体操・柔軟体操を行い、健康維持へのモチベーションもかなり高まってきました。三連休の中日はミニトライアスロン(自転車8.4km、Run5.3km、水泳1000m)、最終日は皇居2周を含むツーリング23.5kmで、心地よい汗を流しました。
健康、節制モードに入ると、健康へのモチベーションも高くなり、ポジティブスパイラルに入ります。
非節制モードだと、どうでもよくなり、運動もせずにだらだらと過ごしたり、飲む必要もないのに飲酒したり、となってしまいます。
結果、健康、節制モードの方が仕事もはかどり、精神状態も良好になります。
日本社会がデフレを脱却し、ゆるやかでよいのでインフレモードに戻り、ポジティブに努力が重ねられる状況に一刻も早く戻ることを期待します。それまで、大学は体力が持つでしょうか?完膚なきまで叩きのめされるような状況も遠くないように感じます。
今日から、土木史の講義が始まります。来週の第2回目に、作家・ジャーナリストの高崎哲郎先生をお招きして、廣井勇についてご講義いただきます。私の来週のアメリカ出張に伴うぜいたくな代講ですが、私が不在の状況で、動物園状態にならないよう、初回の今日の講義で徹底的に雰囲気づくり、やる気のない「楽単」に群がってきた思考停止の学生たちの排除、を行う予定です。本当にこの講義を受講してほしい、誠実に育つ可能性のある学生たちに教室に残ってもらえるよう、私の全力で臨みます。