昨日の火曜日は,講義2つ。午前は大学院,午後は学部の「土木史と技術者倫理」。
午後の土木史の講義はいろいろと準備があり,12:30過ぎには講義室に到着していたので,実質的に,10:30~14:30までぶっ通しで講義しているような感覚でした。
土木史の講義は3回目で,昨日の内容は「橋梁」でいくらでも話すことがあるテーマでもあり,徐々に私もエンジンがかかってきました。昨年と同じようなテンションで行けるのか,不安もありましたが,学生たちのレポートを毎回見ることができるのが,実は私にとって大きな刺激になることも再認識。私の半分くらいの年齢の学生も多く,彼らが私からの情報などを元に,どのようなことを感じ,考えているのかを,彼らの手書きの文章で見ることができるのは非常に貴重です。彼らのレポートから,講義のヒントも得ることができます。
講義は双方向であることが望ましいですが,日本,世界,そして現代から古代までをカバーする土木史の講義において,双方向の授業を達成することは至難とも言えます。そこで私は,毎回,学生にレポートを書いてもらうことで,双方向を達成しようとしています。今年度は90名くらいの受講になっていますが,毎回,レポートを読むことはもちろん手間にはなります。でも,やはり,この講義のレポートを読むことはとても楽しい。あと10回以上講義は残っていますが,彼らがこの講義を通していろんなことを感じてくれればうれしいし,できれば自分の考えを持ち始めるように歩み始めてほしい。そして,たくさん本を読んだり,いろんなことに興味を持つようになってほしい。それが講義の目的です。
さて,週の半ば,水曜日に来て少し自転車操業から抜け出せそうですが,今日の午前はJCIのマスコンひび割れ制御指針の委員会のWG。温度応力解析の素人でしたが,いつの間にか最前線の委員会のWGメンバーになってます。これも,山口県のシステムで鍛えていただいたおかげ。感謝の念を持って,委員会に貢献したいと思います。
今日の午後は,横浜市の技術職員対象の上級研修。内容はずばり,「マネジメント」です。時間は2時間。昨日は学生,今日は大人が相手ですが,話し方が多少変わるだけで,本質的な内容は変わらないと思っているし,熱血度も変わりません。
「マネジメント」をどのように語るか,ですが,最初は「マネジメント」の定義,から考え始め,自分自身の個人のマネジメントから入ります。もちろん,構造物の品質確保,維持管理におけるマネジメント,建設マネジメントにも話題は広げていきますが,やっぱり基礎は個人にあります。10/11に下関で参加してきた,山口県の施工状況把握の研修会の話ももちろんします。毎日を全力で生きながら学び,そしてそれを教育,研究に即座にフィードバックしていきます。「実践」です。
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