今年度の最初の大型出張に来ています。今は山口県の湯田温泉にいます。温泉が目的地ではなくて、山口県庁の近くにある温泉地なので、県庁での会議の後、宿泊地としてきている、ということです。。。
今回は、5/17(水)の早朝に出発して、熊本、長崎、山口と出張し、20日(土)の午前に山口宇部から羽田に戻る行程でした。
今回も初めて会う方々もたくさんいましたし、これまで何度も会ってきた同志の方々とのミーティングもあるのですが、大変に収穫の大きい出張となりました。
熊本県でコンクリート構造物の品質確保の取組みがいよいよ始まりました。17日(水)の11時から、熊本県の県南広域本部(新八代駅の近くにあります)にて、私が30分ほど講話をいたしました。今後、どのような展開になるかは分かりませんが、品質確保の取組みはスタートしましたので、全力でバックアップしていく所存です。すでに試行工事が始まっており、施工状況把握チェックシートと目視評価法の効果が十分に出ているようですので、良い方向に進むと思います。東北とはまた全く異なるパターンですが、すべてが私にとっても勉強になります。特に、学の立場の方々を、この取組みにおいては私は育てる立場にもありますので、そういう意識も強く持って、全体最適のために動きたいと思います。
阿蘇大橋の近辺の被災地の状況も視察しました。俵山トンネルは復旧しており、二回通りました。補修、補強した後が何か所も、車で走行しながら確認できました。
俵山トンネル:色の違う部分が補修、補強した部分と思われます。結構な箇所で損傷が出ていたであろうことが推察されました。
橋梁の復旧工事も行われていました。
18日(木)は長崎県にて、フライアッシュのコンクリートへの有効利用の状況を、長崎大学の原田哲夫先生らにインタビューさせていただきましたが、衝撃的でした。大変に勉強になり、我々一同も感激しました。日経コンストラクションに取材に行ってほしいので、すぐに連絡します。そのインタビューの前に、長崎新幹線における品質確保の試行工事の視察も行い、有意義でした。
19日(金)は山口県に来て、一日種々のミーティング。最近、私が力を入れているトンネル覆工コンクリートの品質確保やひび割れ抑制についても、山口大学の中村秀明先生と研究のディスカッションもしましたし、山口県の品質確保の推進会議にも田村先生、二宮さん、徳山高専に赴任した温品先生らと臨席し、様々なディスカッションをしました。中村先生からはトンネル覆工コンクリートに関する極めて貴重なデータ、情報をたくさん教えていただき、これから一緒に研究をし、連名での論文をどんどん投稿していきましょう、と盛り上がりました。
面と向かって話すこと、議論することを通して、本当に多くのことを学べますし、新たな発想も生まれてきます。私も本当に多くのことを学んでいますが、周囲の方々にとっても有意義なコミュニケーションとなることを願っています。そうやって一歩一歩、みんなが前進していけばよいと思っています。
これから、今回の出張の最後の懇親会です。ここでもまた次につながる何かが必ず生まれるはずです。
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