以前から読みたいと思っていた、村上春樹の「スプートニクの恋人」をもうすぐ読み終わります。
村上春樹の本格的なファンになったのは、2012年3月のことでした。藤井聡先生の村上春樹論を読んでから、むさぼるように村上春樹の長編小説を読み、その後、村上春樹のエッセーなどもたくさん読んで、彼自身の思い入れの強い作品も読んでみようと思い、その一つが上記の作品です。
村上春樹は、特に小説の構想を考えずに小説を書き始め、とにかく書き進めていくそうなのですが、この小説も同じ。最初の文章のみ決めて、後は感じるままに書いていくそうです。
この小説が他と違うのは、村上春樹が一言一句こだわって、文章を研ぎ澄ませた作品であること。この作品がそういう観点では打ち止めだそうです。
確かに、他の作品とは違います。
作品の中に音楽の記述が良く出てくるのですが、ベートーベンのピアノ作品集が非常に秀逸である、という記述がありました。私は村上春樹の小説から音楽に関するインスピレーションをよく受けるのですが、その記述を見てから、ベートーベンの音楽を聴きながらこの小説を読むようにしました。非常に馴染む。
ピアノソナタではなく、ピアノコンツェルトなのですが、非常に優雅な気分。
昨日、家族のパリ滞在の第一期を終えて、本日帰国です。昨夜は、夕方からベートーベンの音楽を聴きながら「スプートニクの恋人」をゆったりと読んでいました。
海外に留学する期間にやりたいことは山ほどありますが、そのうちの一つは読書です。「スプートニクの恋人」のような普通の読書から、日本ではなかなか読む時間の取れない古典文学や、英語の本など、とにかく心から読みたい、と思う本をたくさん読みたいと思っています。
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