細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

ウガンダの道路事情、建設事情

2008-10-03 15:15:09 | 教育のこと
 ウガンダのNEXCOに相当する機関(設立されて3ヶ月)や、国土交通省に相当する組織の要人たちに挨拶したり、話をしたりしました。写真は、道路維持管理局のトップの人で、ポールさんの上司です。

 とてもフレンドリーな方で20分くらいでしょうか、お互いの国の情報を交換しました。

 NEXCOに相当する機関は、この省から分離する形で新しく設立され、された途端に信じられないくらいの額の建設予算が突然付けられ(国民の要望に応える政治的判断のよう)、それを年度内に消化しないといけないので、それがビッグニュースとして新聞で報じられていました。記者会見したのは、私が水曜日にあった、この組織のトップの人でした。

 単なる旅行と違って、私の指導する学生(今回はポールさん)がいろいろと段取りしてくれた上で行動するので、その国のことをよく知ることができます。しかも、IMPコースの学生は、それぞれの国の実務者なので、ただの学生とはわけが違います。ポールさんも、ウガンダで将来の道路行政を背負って立つ、非常に期待されている人材であることがよくわかりました。こういう交流が、後々に大事になってくるのでしょう。

Are you enjoying ?

2008-10-01 10:30:34 | 教育のこと
 ウガンダと日本の時差は6時間です。間違って日本時間の携帯で目覚ましをかけてしまったので、夜中の1時半くらいに目覚めてしまって、結局いろいろと作業してます。PC、ワイヤレスインターネット、デジカメがあれば、かなりいろんなことができます。

 写真は、ウガンダに着陸する手前で機内から撮った写真ですが、とても緑が多いです。これは住宅がかなり多いエリアです。それでも緑が多いです。アフリカ地図を見ても色ですぐにわかりますが、ウガンダは緑が多いです。イギリスが統治していたころ、第二次大戦でドイツに攻められて苦しくなったころに、ウガンダに首都を移そうかと真剣に議論があったほど、ここは環境がよいところみたいです。

 空港からホテルに来る道中では、かなりディープなアフリカを見ることができました。もちろん、市街地なので、本当の?アフリカではないでしょうが、私がこれまで見たことのない雰囲気であることには違いありません。

 ポールさんから、「Are you enjoying yourself ?」と聞かれました。「Yes, I am enjoying myself every moment.」と答えました。関空で飛行機が5時間遅延しようが、ドバイに一泊せざるを得なくなろうが、10時間のフライトだろうが、どんな状況でも楽しんでいるように思います。

 今回の滞在のメインイベントは金曜日にありますが、約2時間の講演時間を与えてくれるようです。話題には事欠きませんので、日本-ウガンダ交流を日本代表選手?として楽しんできます。先週の香港の見学の写真などもふんだんに使って、魅力的な講演をしてきます。技術的には、自己充填コンクリート、自己治癒コンクリート、再生骨材コンクリート、コンクリート構造物の劣化とメインテナンス、地震による被害と復旧などを話そうと思っています。

 夜が明けると、実質ウガンダの初日ですが、ポールさんと一緒に、ウガンダのNEXCOに相当する組織の上層部の方に面会します。その後、われわれの興味の対象である道路舗装の状況を見に行きます。鉄道もあるようで(貨物のみ)、鉄道も観察してきます。舗装を調査しながら、Jinjaという街に行ってきます。ナイル川の源があるそうです(ビクトリア湖)。また、東アフリカの工業の中心でもあるそうです。調査もしますが、じっくりとポールさんと話をできるというのも大きいです。彼の修士論文について議論する時間も十分にあるし、彼とのディスカッションを通してウガンダを深く知ることもできます。私にとっても非常に勉強になる旅行です。

ドバイシティツアー

2008-10-01 02:44:14 | 趣味のこと
 ドバイ時間で29日の夜、ドバイシティーツアーに行ってきました。飛行機の遅延でやむなくホテルに泊まらされ、スーツケースも空港預かりのため、仕方なく?ツアーに参加しました。

 ドバイの建設ラッシュは噂にたがわぬ迫力でした。都心に電車(地下鉄?)も建設している様子。世界一のタワー(688m)も圧巻でした。

 写真は、バスシェルターなるもの。バス停ごとにありました。世界初だとか?

 ひどいときには気温が50℃にもなるため、道路で待つわけには行きません。死んでしまいますね。このシェルターの中は冷房完備。もちろん入ってみましたが、すごく涼しくて快適。もちろん禁煙でした。

 このツアーに一緒に参加した65歳のおじさんとよく話しました。夕食も一緒にしました。アフリカのマリにビジネスで行ったとかで、うさんくささがぷんぷんしてましたが、夕食では私に夢を語ってくれました。うさんくささぷんぷんの割には、かなりいい話でした。私のこともきちんと話しましたが、おじさんは私に対して敬意を払ってくれてました。一期一会ですから、お互い何かしら学んで、楽しい時間を共有できればと思ってました。

 翌朝、ドバイを出発し、ウガンダに無事に到着しました。ものすごく緑の美しい国です。ポールさんにも無事に会え、ホテルまでつれてきてもらいました。明日からいろいろと活動を始めます。金曜日にマケレレ大学でウガンダのエンジニアや大学生を相手に講演をします。コンクリート工学のみならず、日本に関するいろんな情報も含めたプレゼンにしようと準備をしているところです。