R.05.09.27 管理責任 NO.3973
ある人の認知症の父親が鉄道線路の踏切に立ち入り、電車にはねられて死亡した。
それだけでも悲劇なのに、鉄道会社から、電車の運行に支障が生じ損害が生じたからと800万円
の賠償請求が来て、訴訟を起こされた。 そんなばかな!と応訴し、会社を退職して8年間裁判
を戦い、最高裁まで行って「支払う必要はない」という判決を得た。
その間退職金や蓄えは使い果たしてしまった。
裁判に勝ったといっても、裁判に費やしたお金や苦労に対しては何の補償もない。
裁判費用は敗者の負担となるが、それは印紙代だけのこと。
圧倒的に社会的な強者(鉄道会社)は痛くも痒くもないけれど、こういう裁判の被告にされた者は、
生活の基盤を破壊される。 これが法治国家か、こういう悲劇を放置する「放置国家だ」!
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