R 01.09.01 ヒットラー NO.2245
一介のしがない画商にすぎなかったヒットラーが、あれほどの怪物
になって世界を戦禍の渦に巻き込んだのは、彼自身の類稀な弁舌力だ
った。 沈着冷静で知的なはずのドイツ国民がどうして、あんなイ
ンチキ野郎にまんまと騙されて運命を棒に振ったのかを知りたくて
「ヒットラーの演説」。を読んでみました。
詳細は図書に譲るとして、為政者は国民に「お願するよりは命令する方
がいい」「誰でもわかる言葉で何回もおなじことをいう」「ウソでも何
回も繰り返して言うとそれが本当ことのようになる」「肯定か否定か・
愛か憎悪か・真か疑か・正か不正か」自分に都合のよい理屈をつけて、
二者択一をせまり、最初は少しずつ・次第に圧倒的多数を自分の意見に
導く天才詐欺師だった。
「憲法改正是か非か」「都構想は絶対にやる!」・・・なんだか見て来
たようなフレーズが多数を占める勢いなのがちょっと危ない。
「ヒットラーの演説」(狂気の真実) 高田 博行 著を参考にしまし
た。