小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

同病

2013-08-31 10:00:24 | 日記
             同 病          NO.155
「同病相憐れむ」と言いますね。  ガンに罹ったものにしかガンの痛みはわからないし、喘息に罹ったひとにしか喘息の苦しみはわからない。
だから、同じ病気の人がお互いに助け合いに励まし合って行こうというサークルもあります。
そういうこと自体悪いことではありませんし、また、病気によっては心の持ち方次第で、かなり病状の改善に影響がある場合だってあるようです。
でも、所詮そうしたからといって病気が完治するわけではないでしょう。
さて、今回の経済不況による企業の金欠病は、不況に苦しむ同業者がたむろして、お互いのキズ口を舐めあってのんきなことを言っていられるようなものではありません。
ですから、溺れる人の頭を踏んずけてでも、助けてくれとせがむ人からなけなしの食糧を略奪してでも、一刻も早く苦境から逃避しなければ共倒れになってしまう・・・というような悲壮感がうかがえます。
優良と嘱望されていた巨大企業の大幅なリストラやブラックと言われる企業の跋扈などは、まさに末期の生存競争の様相を呈している感じがします。
なんでこんな世の中になってしまったのでしょうかね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徳政令

2013-08-30 10:07:10 | 日記
 徳 政 令   NO.154
 国(幕府)や一部の特権階級(武家など)の借金を棒引きにして、なかったことにする政策です。
日本では1297年(永仁元年)・1789年(寛政元年)・1843年天保4年・1867年明治元年(維新)に行われ、敗戦の翌年1946年(昭和21年)には当時530兆円(現価換算)あった国債が払えないので、緊急金融措置令が発せられて、預金の封鎖と最高税率90%の「特別財産税」を課して国民のお金を巻き上げて、国債をチャラにしたのです。 
(それでも国債の約半分は支払えずにデフォルトにしました)
平成では銀行の不良債権を国費で救済するとともに、老人税(ゼロ金利政策によって支払うべき利息を支払わず、銀行に利益供与をしたもの)を充当してチャラにするなどしてきましたが、それでも今や国債の残高は敗戦当時の倍額の1000兆円にも達しました。
今は世界的に低金利時代となっていますから、なんとか凌いでいますが、もし、金利が上昇すればいくら税金を上げたって利息さえ支払えない破産状態に至ることは明白です。
「お金が危ない!」(詳しくは私の講演「アベノミクスと日本国債」にて)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月の川柳

2013-08-29 08:47:12 | 日記
            8 月 の 川 柳
<駄洒落・ブラック>
選者殿 駄作乱作 ごめんなさい
熱中の 緊張(金鳥)の夏 去って行く   粘菌は 熊楠年金は 長妻
くの一(女)は 9と1つの あなこと。
「死」ぬまでに  書いておきたい 自分「史」を
爺ちゃんが  女にもてる ワケがない
高齢者 写生はよいが 射精は身の毒
徘徊を せんと俳諧 やりなはれ  汚職事件 よりもうれしい お食事券
もうええは こんだけ生きたら 悔いはない
オーイ ハイ 呼べど応えぬ お位牌は
チビチビと 神経毒の 酒を飲む  落さんと 思ってほかの もの落とす
つらくても 胃ろう要らない あるがまま
買いものは 半分でいい 何もかも    老妻に 労災適用 してほしい
食べたもの 忘れるのは物忘れ 食べたこと 忘れすれるのが 認知症
いやなこと 忘れられるのが 老力

<戦  争>
敗戦を 終戦と誤魔化す 狡猾さ  生き神が 人間になった 記念の日
桐箱に 小さく収まり 父帰る 武器もてば 攻めたくなるのが 人の性
瓜二つ 軍国日本と  北朝鮮   神国と 言った狂気の あほらしさ
原爆が 戦争止めた ワケやない 忘れない 戦争のむごさ おそろしさ
言うほどに 文民統制 やれやせぬ  反戦か? いま隣国とは 半戦や
帆船で 反戦伝える 旅いかが?
軍艦マーチ パチンコだけで  ええやんか

<外  国>
王子やて 日本が喜ぶ ことやない  ロイヤルも 極貧層も おなじ人
アメリカは 戦争したい国 してる国

<政治・経済>
政党も 新鮮なものほど 早よ腐る 気が付けば 変わってるかも 憲法が
撤回で 済むことやない 放言は      撤回で 済ます暴言 何回目
政治家は この程度しか いないのか
嫌いやな あの口 あの顔 あの態度  (麻生氏)
法律は どさくさまぎれに 作られる
根無し草 官も民もの わが日本   靖国へ 行くより広島 行かんかい
戦争を 知らない童が 総理張る   かっこいい 話にゃ必ず 裏がある
違いない 放置国家や 核汚染    アルカイダ これも必要 悪なんか
TPP 軒下貸して 母屋取られる ファンドは インチキ賭博の 胴元や
いつの日か 円は紙きれ ドル木の葉
消費税 1%1%ほどの 恐ろしさ   死亡税 取ろう取ろうと 鬼悪魔
オナラより ニンニクよりも 臭い安倍
天国は 帰る人ない ええとこや  食べ残し パックに入れて 持ち帰る
うな丼の どこにあるんや ウナギの身   結婚は 簡単離婚は 難しい
ドロボーが 入っても取るもん 何もない
投薬は いつもゼネリク 安いモン

< そ の 他 >
熱帯化 スコールよりも すごい雨
ヒゲなんか 生えんと頭に 毛が生えろ
愚直に 生きる男に フアンあり  パソコンを 自分でできる 孫まぶし
あの騒ぎ どこへ行ってん なんでやねん
回る鮨 なんであんなに 安いんや 
蔵寿司よ  やはりお前も ブラックか
遺言書は 元気なうちに 書くもんや
聞こえても 聞こえんふりせよ 悪口は
水補給 脳天にもいる この暑さ    やめなはれ タバコ深酒 長口舌
気いつけや  娘のつもりが 狼や   悪妻に 勝る長寿の クスリなし
阪神は 負けて勝っても  記事になる
この暑さ 電力足りてる マカ不思議     幸せは 快眠会食 快便や
人は寝る 永眠はただ 長いだけ もうちょっと 頑張ってよね 心臓さん
そやけんど 騙される方も 悪いんや
日帰りで 行ってみたいよ あの世旅
遣っとき あの世にゃ銭は 要らんのや
整理だけ しときなはれや 終の旅  老人と 言われなくても 老人じゃ
100円と 言えど扇子 3本目    頭打つ 毛が少ない分 痛いわな
どないしょう 一人になったら どないしょう
歳上も 歳下もない  老人会   富士登山 どのみち行っても 満員や
薬より 笑ったほうが 良いんやで    半分は 失敗している 妻選び
3階は 要らんよ建てて 見たけれど
わが余生 今日も咲け 咲け 明日も酒
栄養の バランス取れてる なごみ食
人の和を  創り続けて 満9年  (なごみ)
大阪弁 肩身が狭く なってきた
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八紘一宇

2013-08-28 13:06:11 | 日記
            八  紘  一  宇    NO.152
「八紘一宇」(はこおういちう)なんて言葉は知らなくていいけど、こんなことがあったんだという意味では、後世に伝えるべきでしょう。
曰く、日本国の天皇は天照皇大神を皇祖皇宗とする現人神(あらひとがみ・・・現に生きている神様)であって、日本はアジアの一民族であるにとどまらず世界の隅々(八紘)まで一つの屋根(一宇)の下に置くべき神国である。
だから、この神意に反する勢力を征伐して平定し、天皇を日本という一民族の神から、世界の唯一絶対神にするんだという思想だった。
バカみたいだけれど、それに従わなかったり反対すると容赦なく処刑されたのです。 昭和10年代はまさに狂気の時代でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卵のワニ

2013-08-27 14:28:43 | 日記
             卵 の ワ ニ            NO.151
 水汲みに沼に行った村人が、次々とワニに食い殺されて悲嘆した村おさは神様に懇願しました。  どうか沼のワニを退治してください。
神様は黙ってウサギほどの小さな動物を村おさに渡してくれました。
その名を仮に「ラビド」としましょう。
「こんな小さな動物がワニを退治するの?・・・」 村人は半信半疑でそのラビドを沼のほとりに放ちました。
ラビドは岸の砂を掘り返しては埋める動作を繰り返していましたが、ワニ近づくとさっさと逃げるのでした。
「こりゃアカンわい!」村人はあきらめましたが、その後3年・5年・10年と経つと沼のワニはどんどん減って行き、いつの間にか姿を見せなくなって村に平和と安心が戻りました。
ラビドはワニを退治したのではなくて、ワニの卵を食べつくしていたのでした。
さて、強大な国家権力が誤った帝国主義の方向に向かっいる今日、我々一介の庶民にはそれに立ち向かう強力な手段を持っていません。
でも、ラビドがやったように巨大な強敵に対峙するよりも、ひ弱な紙切れの1票を、国家中毒に陥ってる邪まな権力者に与えないことこそが、いずれは平和と民主主義を実現することになるのではないでしょうか?
ちょっと気の長い話になりますが・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする