小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

皆で渡れば

2018-02-28 19:06:50 | 日記

     30.03.01       みんなで渡れば  NO.1815

赤信号みんなで渡れば怖くない」という戯れ語がありまし

た。 明石だったかの花火大会を見に行って、皆んなで渡った橋

の上で事故があって多の死者が出ました。 皆んなで渡るって実

は危険なことなんです。

昭和19年でした。  石炭箱(木製でW=90cm  X 45cm 

H= 40cmくらい)の上に乗って「お国のために戦って参ります

とか何とか」私の父は挨拶していました。

近所のおばさん達が手に手に日の丸の小旗を持って、万歳!万

歳!と叫んでいました。  100人はいたでしょう。

戦争反対!なんて叫ぶ人は一人もいませんでした。

その結果翌年の10月に父は小さな木箱に入って帰ってきまし

。 以来「父なし子」の私たちの家庭は貧困と就職差別に晒さ

れ、苦難の青少年時代を過ごしました。 日の丸の旗を見ると生

理的に嫌悪を感じます。 見んなでワ~ト騒ぐこと、これは危険

だと思うようになりました。

バブル・ブランド・競馬・パチンコ・最近ではスマホなども入る

かもしれません。

仮想通貨などというのも怪しい限りです。

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オオカミ

2018-02-27 18:56:34 | 日記

    30.02.28     オ オ カ ミ     NO.1814

  たしか? 三遊亭金馬だったと思います。 大変なあわて者のおっ

ちょこちょいだったようで、小学校のころ「自分が今一番やってみた

いこと」というテーマで作文を書く宿題があった際に、自分が考えた

作文を提出したところ、学校から親に呼び出しがあってひどく叱られ

た。  あなたたちは家庭でどんな教育をしているんですか! 

小学生の分際であまりにもひどい・不謹慎にもほどがある・・・と

・・・で一体お前はなんと書いたんだと問いただしたところ「誰もい

ない山奥で素っ裸になっ「オオカミ」と思う存分戯れてみたい・・・

と書いたといいました。

で、確かめたところ「オオカミ」(狼)と書くべきところ獣へんを間

違って女へんにしていたのです。つまり、金馬少年は「誰もいない山

奥でお互いに素っ裸になって「娘」と思う存分楽しんでみたい」

と書いていたのでした。

これでは不謹慎のそしりを受けても仕方がありませんね。

でも、そういうことってありますね。 先般ある会合で「団塊の世代」

というべきところ、

司会の女性が「ダンコンの世代」と言ってました。

えっっ「男根の世代!」・・でも誰もそれを問い正しませんでした。

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たわけ

2018-02-26 20:25:36 | 日記

     30.02.27    た  わ  け    NO.1813

 時代劇を見ていると上位の者が目下のものを叱る際によく「た

わけ者」といいます。 諸説はありますがこの「たわけ」は「田

分け」であって、遺産相続をする場合に田畑を分割する意味だと

いうのが有力です。

3反百姓水飲み百姓と言って、田畑を3反(約1000坪)しか

持っていない百姓では米は食えないで水ばかり飲んでいるという

意味です。

その雀の額みたいなせまい田畑をさらに細分化してしまうと、農

地としての役割を果たさなくなってしまう。 だから、畑を

けることはおろかなことだ・・・ということになる。

旧憲法(民法)下では、長男もしくは有力な男子が親の財産のす

べてを相続する「家督相続」でしたが、新憲法(と言ってもずい

分古くなりましたが)では兄弟はすべて同権ということになりま

した。

そういう意味では新法はタワケ憲法ということになります。

すべてが平等ということで新たな問題が生じています。

 

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感動

2018-02-25 18:52:39 | 日記

   30.02.26      感    動       NO.1812

 歳を重ねますと視力も聴力も減退しますが、人間生きてゆくため

には「感動すること」が重要ではないかと思います。

ある障がい者施設を訪問した時のことが忘れられません。

そこに視覚障がいのある(つまり眼が見えない)少女がいまし

。 マジックをしましたがその少女には何をしているのかはさ

っぱりわかりません。 でも、周囲の子供たちが「これ紙きれを

切って作ったウサギさんよ」とか「牛乳がねこんな紙テープにな

ったのよ・・・」などと手にとって触らせて説明するのです。

少女はただ「そうなの?」とか「ふ~ん」などと答えていまし

た。

帰り際になって、牛乳パックで作った「跳びはねカエル」のマジ

ックおもちゃをプレゼントしましたところ、その少女にも遊べる

ものだったので「これおもしろい!」と何回も何回も繰り返し飛

ばして遊んでいました。

少女を取り囲んだ子どもたちは「さっちゃん 出来た出来た!・

すごいすごい!」と拍手を送るのです。

この子供たちはなんと健気(けなげ)なんだろう、おもいやりの

ある子供たちなんだろう・・・  一緒に行っていた女性のマジ

シャンが、感激のあまりに目にいっぱいの涙を浮かべているので

す。 その彼女の涙を見た私も涙があふれ出ることをとどめるこ

とができませんでした。

わたしたちがやってることがこんなに喜んでもらえるなんて、ア

マチュアマジシャン冥利に尽きるなという「感動」を体験させて

いただきました。

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2018-02-24 19:35:17 | 日記

      30.02.24       鼻    NO.1811

 和尚さんは自分の長い鼻がはずかしくって、カッコ悪いと思い

悩んでいました。  短くするために塩でもんだりネズミの小便

をかけたり苦心惨憺の努力をしましたがどうにもなりません。

ところが、ある朝起きてみるとその長いはずの鼻がなぜか普通の

人とおなじような高さになっていたのです。

すると今度は周りの人が不思議そうに和尚さんの顔をジロジロと

眺めるのです。   それで、余計にはずかくなりなした。

ところが翌朝起きると元の長い鼻になっていたので、周りの人は

和尚さんを好奇の目で見なくなりほっとしました。

 (芥川龍之介「鼻」より)

奇異なことにひとは目向けますが、自分は自分・人は人という気

持ちが大切なんだという教えのように思います。

下手に格好をつけたり・人の目を気にすることなんかない・・・ということではないでしょうか?

 

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