28.04.01 父 帰 る NO.1117
「クチキカン」じゃなかった「菊池 寛」の作品で「父帰る」というのがありましたが、昭和20年に戦死した
ということで遺骨まで送られてきたわが父が、実はフィリピンの地上戦で負傷して瀕死の状態で倒れて
いたところを現地の住民に救助されて、密かに生き永らえていたということが「本日」解りました。
現地で結婚もして子や孫・ひ孫に囲まれてそれなりに幸せに過ごしていましたが、107歳になって突然
「望郷の念」抑えがたく、日本に帰りたいと言い出した。
生まれ育った愛媛県の郷里(本家)では、過疎化と少子化によって既に「本家」は途絶えていて、親族
は誰も居ないからお前の所に帰りたい。 この際、親族の何人かも日本に移住したい。
お前にとっては兄弟であり・甥・姪になるんだ、よろしく頼むという連絡だった。
・・・んなこと、突然言われたって、こちらにとっては青天の霹靂。
喜んで良いのかどうか「こまった困ったコマドリ姉妹」なんて呑気なこと言ってられません。
どうしたものか!? いい知恵ありませんか?