28.06.01 弁 え る NO.1179
「わきまえる」ですね。 自分の置かれた立場から考えて、為すべきこと・為さざることのけじめ
を心得ること・・・とある。 従って、弁護士とはそういう「弁える心」を持って人(権)を擁護する
「士」(さむらい・・・先生)ということになります。 その弁護士10年ほど前には「絶対数が少な
いから」って、年に500名程度の採用だったところを法科大学院を作って量産したものですか
ら、今や往時の倍(三万人超)にもなって失業者が出る始末。
医師の数に比べるとまだまだ8分の1くらいですが、それでも多すぎて粗悪化した「先生」が
出てくることになる。 正確な統計は発表されていないようですが、依頼人からの着手金を
使い込んだり和解で得た金銭を横領したり・とかく事件を起こす「先生」が増えてきたことに
憂慮しないわけにはまいりません。
また、勉学中の奨学金は有利子で、就職できるかどうかに関係なく卒業と同時に返済しなけ
ればならない厳しい事情もあって、先生家業も決して気楽な稼業とは言えなくなっています。