R 05.07.01 認知症事故 NO.3824
認知症の親が踏切内に立ち入り、電車にはねられて死亡したという事件があった。
それだけでも悲劇なのに、息子に対して鉄道会社から、監督不行として電鉄会社が
被った損害の700万円を支払えという裁判を提起された。
そんなバカな話はない、と息子は会社を退職してこの裁判に集中した。
裁判を弁護士に依頼すればいくらお金があっても足りないと判断したからだ。
7年に及ぶ裁判で最高裁まで戦って、何とか損害賠償責任はないという判決を取った。
鉄道事故も悲劇だが、裁判闘争だって命懸けだ。
*認知症鉄道事故裁判 高井隆一著 はいい勉強になる。