30.09.01 柔よく剛を制す NO.2003
柔道(術)の真髄で、相手の力を利用してその相手を倒すという趣旨です。
剛(引)ばかりが強いのではなくて、むしろ柔軟に対処する方が結果として勝利
をもたらすという趣旨でしょう。
でも「剛」(拳)の世界では「剛よく柔を断つ」といいます。 こちらの主張
にも一理があります。 つまり「柔」にしても「剛」にしても、ただ柔らない
だけ・ただ剛いだけではなく、そこにはしかるべき修練と実力の蓄積がないと
いけないことは当然です。
人間関係においても「柔」で対処すべきか、「剛」で対処すべきかは、ケース
バイケースで考えるべきではないでしょうか?
ただ、いかがわしい儲け話・資産運用などの話があった場合には、柔軟に対処
するのではなくて、きっぱりと断る「剛」で臨むことが大事です