27.2.28 偕 老 同 穴 NO.719
「偕老同穴」(かいろうどうけつ) 夫婦が仲良く長生きして、死んでからも一緒に葬られること。
つまり、同じ穴(墓場)に埋葬されることを言います。 これが、なかなか「言うは易く行うは難し」でして、
今や結婚する人の1/4が再婚と言います。 共に長生きしておなじ穴に入ることが出来ない多くの人が
存在するということです。
どんな家庭だって長い生活の中ではそういう危機が何回かはあることでしょう。 でも、よほどのことが
ない限り「子供の養育」の為には、親の都合で軽々に離婚などすべきではありません。
親としては子供を育てる義務があり、子供が成長した後になを耐え難い違和感があれば、その時には
離婚もやむなしでしょうが、40~50年も夫婦をやっていてそれを突然止めたって、老夫・老妻に代わ
るいい相手がいるわけがない。
あたかも車の部品を取り換えるようなわけには行かないものでしょう。
法でいうところの「互譲の精神」と「相隣関係」的心情をもって望むほかありません。
近年、自我が強過ぎる「天動説転動」的なひとが多すぎるから、うまくゆかないのではないでしょうか?
夫婦関係は「離婚届」一枚で元の他人になれるけれど、親子関係を解消する法的手段はありません。