今日は5月3日。
ゴールデンウイーク、後半に突入した。
どんな休日の並び方になっても、
確実に、5月3日からは3連休になる。
そして、今年は日曜がくっついて4連休。
今日は、どこも「当然ながら」大混雑である。
私も毎年、5月3日はどこかに出かけている。
20年前は、中仙道の奈良井宿を旅した。
前日までの雨が上がり、
鬱蒼とした信州の山々に、宿場町は静かに包まれていた。
「木曽路はすべて山の中にある」
島崎藤村 『夜明け前』 の一節そのものだった。
タイムスリップしたような、宿場の旅籠や看板。
そして、宿場の末端からは、中仙道は峠道になる。
数年前、東京の会合で、
木曽福島町の商工会関係の方とお会いした。
「奈良井宿も変わってしまったでしょうね」と私が聞くと、
「いえいえ、全然変わってないです」と答えが返ってきた。
ちょっと嬉しかった。
地元の方々の努力が、歴史を守っているのだろう。
「冬の奈良井にもぜひ来て下さい」
そう言われてから、なかなか行く機会がない。
10年前の5月3日は、
碓氷峠を越えて、日本海へと旅した。
この年の秋、長野新幹線が開業、
信越本線は廃止となる。
私の乗った「あさま1号」が、新井(新潟県)に着いた時だ。
改札口で、思わず身を乗り出して手を振った老人。
その「おじいちゃん」目がけて、
あさまから降りた男の子がふたり、走って飛びついた。
連休の里帰りだろう。
ほほえましい光景だった。
今は、「あさま」といっても、新幹線だ。
新井に行くには、必ず乗り換えなければならない。
あのおじいちゃんと、二人の男の子はどうしているだろうか。
今日で、あの日から10年になる。
そして今日・・。
私の二人の子供は、妻の実家へ。
「おじいちゃん」の家に遊びに行くのだが、
単に、親の目を離れてTVゲームをしたいだけらしい。
そして私は、家でこの記事を書いている。
どこへも出なかった5月3日は、記憶にない。
それぞれの休日。それぞれの思い出・・・。
ゴールデンウイーク、後半に突入した。
どんな休日の並び方になっても、
確実に、5月3日からは3連休になる。
そして、今年は日曜がくっついて4連休。
今日は、どこも「当然ながら」大混雑である。
私も毎年、5月3日はどこかに出かけている。
20年前は、中仙道の奈良井宿を旅した。
前日までの雨が上がり、
鬱蒼とした信州の山々に、宿場町は静かに包まれていた。
「木曽路はすべて山の中にある」
島崎藤村 『夜明け前』 の一節そのものだった。
タイムスリップしたような、宿場の旅籠や看板。
そして、宿場の末端からは、中仙道は峠道になる。
数年前、東京の会合で、
木曽福島町の商工会関係の方とお会いした。
「奈良井宿も変わってしまったでしょうね」と私が聞くと、
「いえいえ、全然変わってないです」と答えが返ってきた。
ちょっと嬉しかった。
地元の方々の努力が、歴史を守っているのだろう。
「冬の奈良井にもぜひ来て下さい」
そう言われてから、なかなか行く機会がない。
10年前の5月3日は、
碓氷峠を越えて、日本海へと旅した。
この年の秋、長野新幹線が開業、
信越本線は廃止となる。
私の乗った「あさま1号」が、新井(新潟県)に着いた時だ。
改札口で、思わず身を乗り出して手を振った老人。
その「おじいちゃん」目がけて、
あさまから降りた男の子がふたり、走って飛びついた。
連休の里帰りだろう。
ほほえましい光景だった。
今は、「あさま」といっても、新幹線だ。
新井に行くには、必ず乗り換えなければならない。
あのおじいちゃんと、二人の男の子はどうしているだろうか。
今日で、あの日から10年になる。
そして今日・・。
私の二人の子供は、妻の実家へ。
「おじいちゃん」の家に遊びに行くのだが、
単に、親の目を離れてTVゲームをしたいだけらしい。
そして私は、家でこの記事を書いている。
どこへも出なかった5月3日は、記憶にない。
それぞれの休日。それぞれの思い出・・・。