関西のハードコアバンド、オーバードーズの記念すべき待望の1stフルレンスアルバム『CARRY THROUGH OUT MY WILL』をようやく入手した!!
退廃的な道頓堀の都会的雰囲気を漂わせる#1“intro”からしてゾクゾク感が全身に湧き上がってくる。
そして重圧サウンドと圧倒的なアグレッシヴ感で一気に畳み掛け、聴き手を捻じ伏せる!!
しかし想像以上の生々しさである!!
レコーディング音源がよく陥るサウンドのカタさ、違和感等が微塵も感じられず、その劣悪な録音環境を逆手にとった、ライヴバンドならではの臨場感溢れる荒々しいサウンドに仕上がっている。
そしていずれも痛快なぐらいストレートでオールドスクール・ハードコアな楽曲が並んでいる。
私も中坊の頃からこの辺のサウンドは大好物で、例えば・・・
G.B.H.、D.R.I.、初期C.O.C.、S.O.D.、M.O.D.、初期SUICIDAL TENDENCIES、AGNOSTIC FRONT、ATTITUDE ADJUSTMENT、CRUMBSUCKERS、MACE等等、この辺のハードコア・バンドを聴いて育ったヘッドバンガーズなら必ずやハマるであろう。
そしてバンドの要でもあるギタリストMEGURU氏が奏でるNAPALM DEATHやSxOxBなどにも通ずる一度聴いたら忘れられない印象深いザクザク感溢れるリフワークセンス!そしてDISCHARGEなどを髣髴とさせる彼特有のバックコーラスがとてつもなくカッコよい!!
私個人のフェイバリット・ナンバーは2ndDEMOの時よりもサウンドがグレードアップしたガリっとしたベースが心地よい#3“myself”、それとライヴでかまされたらモッシュ・ダンスを余儀なく興じることになろう#7“riding over the wall”。
ただ、#4“survive”に関しては、『2ndDEMO』のミックスの方が個人的には好み。やはり3番の歌の出だしはMEGURU氏のヴォーカリゼーションが欲しかった!!
あっという間の全7曲だが、聴き終わった頃、おそらくあなたは首筋を痛めているか、酸素欠乏症にかかっていることだろう。
関西広しといえど今時この手のハイセンスな楽曲を持ち合わせているハードコアバンドには中々お目にはかかれない!!
ちなみにMEGURU氏の愛犬の忌まわしくも愛らしい写真が施されているピクチャーディスク仕様(下写真参照)は、初回プレスのみとなっているので今すぐレコード店へ走れ!走るんだ!
取扱店はこちら→SUBWAY RECORD
オーバードーズ Official Site←音源聴けます。
P.S.
明日発売のコア系音楽マガジンDOLL3月号にディスクレビューが搭載されるそうです。
今日の1曲:『determines by own judgement』/ オーバードーズ
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